- 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- バードケージ
そして心して電話した俺のイメージとしては保守派オヤジ(勝手に高倉健さんイメージ)が「何にアメリカ人の彼女だと!そんなの許さん」とその横で母親が涙をながし「そんな息子に育てた覚えはないわ!!!」というような純日本的な典型的古き良き厳しい家庭像考えていたが、事態はバードケージのコメディみたいになってしまった・・・。
前回のブログに書いたように正直、親にいちいち「彼女が出来た」なーんて言うのは非常に恥ずかしいものだし何か違和感があった。しかしやはり相手の文化を尊重しなければならないし、相手の親だけが自分の存在を知っているのはアンフェアーだと思った。そしてある晩電話した。
プルルルル
おかん「もしもし」
俺「おーっす。サリフだけど」
おかん「あんたが電話してくるなんて珍しいわねぇ。彼女でもできたん?」
俺「あれ?何で知ってんの?」
おかん「あれっ?本当かいねぇ??えっ、それは誰?」
俺「じっ、実はアメリカ人なんだけど。」
母 沈黙・・・・約1.5秒
俺の心臓 ドックンドックン
そして
おかん「その人は女の人?」
俺 (゜д゜) 「?」
俺「えっ?そりゃそーだろ!?」
おかん「いやぁーよかったわよ。だってあんた幼い頃は近所の女の子とリカちゃん人形で遊んでたし、
今まで彼女とかそういう気配すら見せてなかったから、あんたがオカマじゃないかお父さんと心配してたんよ」
俺 (゜д゜)ポカーン えっ?えーっ、そっ・・・そっちかい
おかま?親に彼女の存在すら表さなかったら親はこう心配するのか?親に変な心配やら干渉をさせてはならないと思い彼女について言わなかったがこれが裏目に出ていたのだ。親にオカマ疑惑をかけられていたことについて彼女がアメリカ人どうこう以上に衝撃的なショーック内容であった。
ちなみにうちの親は特に彼女がアメリカ人であることなどは気にせずに、それより彼女が日本語が出来るととを聞いて安心したようであった。
こうして俺は親の悩みを一つ解決したのであった。そしてキャサリンもこのことを大変喜び「これでうちのママもハッピーになれるわ」と言っていた。
まぁ、こうして一つ壁を乗り越えたわけです。
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