昔イギリスに留学時代にケンさんとい先輩がいた。ケンさんは当時26歳で、その当時スウェーデン人のリンダという彼女がいた。これはケンさんから聞いた文化の違いにも負けず壮大に国境なきカップル話である。


ケンさんが付き合っていたリンダは28歳のスウェーデン人で本国ではドイツ語の先生であった。ケンさんはイギリスの大学でサマープログラムで彼女と知り合い恋に落ちたらしい。


そしてその秋にケンさんは彼女のいるスウェーデンに遊びに行った。そして初日から事件は起こった。


彼女の運転で観光に行った彼、そして彼女のアパートに夕方ごろに戻ったらしい。そして彼女が料理をしている間ソファーで寛いでテレビをポケーッ見ていると



彼女「あんた!!!何ちんたらソファーに寝ているの?」



ケンさん「?」


彼女「あんたねー!スウェーデンでは料理も手伝えないような彼氏は失格なの!!!わかる??」



と言われたらしい。日本でケンさんが付き合った彼女はケンさんのために掃除して料理してくれた。しかし北欧では男でも家事は当たり前の世界らしく、それはケンさんにとって衝撃的だったらしい。あまりにも彼女の怒りようにケンさんは



「サー、イエッサー!!!!」と軍隊式の返事をたらしい・・・。



そして彼女との文化を越えての葛藤が始まった・・・。ケンさんは皿洗いからはじめ、そして彼女と分担して料理も作るようになる。



彼女とはイギリスで出会ったために彼女は日本のことについてもほとんど知らなかった。そのため全てが一からの戦いだったという。


例えばケンさんがラーメンを作る。そして作って彼女に「麺が伸びないうちに食べてよ」と言っても彼女はわかっていない。「麺がのびる=まずい」なんてあまり理解できなくほぼ


 「ラーメン=パスタ」 としてとらえていたらしい。



だから彼女は

 



「私はパスタは柔らかいのが好きなの!!!」 




と言ってケンさんの忠告を無視して約15分もラーメンを湯がかせたらしい。


もちろん麺はのびーてフニャフナになってしまった。


そしてケンさんもラーメンを作り(普通に)彼女と食べ始めた。


ケンさん「 ズールル、ズールルル」(ラーメンを食べる時の音)


彼女 「あんた!!何ってことやってんの!」


と怒鳴られたらしい。


ケンさん「?」


彼女「あんたねー!欧州では何か食べたり飲んだりした時は音をたてたら失礼なのよ!!!」



ケンさん「・・・・でも俺は日本人だ!




と・・・・やることなすことを否定されることに怒りがこみ上げてきたらしい・・・






そして












ケンさん



「日本ではラーメンは音を立てて食うもんだ!これがうちの国のカルチャーや!公文式なみにジャパニーズ式でラーメン食ってて文句あんかーこりゃ!!!!!」


と言い切ったらしい。




すると二人の間には険悪な雰囲気が・・・・。





そして5分後・・・




やはり彼はスウェーデンにいるんだからここの文化に従おうと音を立てずに食べたらしい。



やはりのびきったラーメンはまずかったのか彼女は半分で残し



「あなた、このラーメンっていうパスタ好きみたいだから冷蔵庫に入れといてあげる、私の残ったやつを食べていいわ♪」


と冷蔵庫に保存したらしい。







 (゜д゜) ポカーン





ケンさん「食いかけのラーメンを冷蔵庫に保存するやつなんかいねーよ!!!」









と思ったがもはや説明する気力も残っていなかったらしい。



そして二人は半年後、ついに日本にやって来る。しかしそこでも事件が・・・


明日へ続く


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