さて、奈良旅行の続きです。

旅の備忘録です

法隆寺　→　平城京に向かいます。

法隆寺の前からバスに乗り、

ＪＲ法隆寺駅に到着後、電車に乗って

ＪＲ奈良駅に向かいます。

運が良ければ、直接奈良駅に行くバスもあるようです。

平城京は、今回周った中でも１番アクセスの悪い所でした。

奈良駅に着き、観光案内でバス時間を聞くと・・・

なんと！　１時間に１本

「学園行き」　に乗るのですが、こちらのバスは毎時５９分発。

歩くと、４０分くらいかかるとのこと。

バス時間まで２０分だったので、待ちました。

（ＪＲ奈良駅は、閑散として見るところがありません）

平城京

ＪＲ奈良駅　　学園行き　　二条大路南４丁目　下車

徒歩２分　　９：００～１６：３０　入場無料

バスに１５分近く乗った所で、平城京に到着

朱雀門が見えますが、結構歩きます足元もズブズブ

北京　　明の十三陵長陵を彷彿とさせます

去年は、遷都１３００年で盛り上がったようです・・・

が、

私達が行った時は、初老のご夫婦とその子供のグループ１組だけ。

誰もいませんでした・・・。

今回、奈良の旅を調べるのにあたり、色々なブログを拝見しました。

どのブログも、長蛇の列を成した写真が掲載されていたので

相当な覚悟でいったのですが、ご覧の通り、がら～ん

朱雀門は復元された最近のものなので、特に面白くはないです

朱雀門をくぐり抜けると、

線路を挟んだはるか、はるか遠くに　大極殿が見えます。

そして、中学生の頃、　口ぐせのように覚えていた

６４５年大化の改新、何と立派な平城京、７１０年！

なんと立派・・・って門しかないよ。。。

これか・・・　と言うちガッカリ感が漂いました。

この時点で、もうはるか遠くの資料館や大極殿に行く

気力がなくなっていました。。。

ちなみに遷都１３００年の時は、トラムなんかも運行

されていたようです。

もうそんな影は一切なく、ワンコ連れの散歩コースになっていました

すると、娘が　遣唐使船の復元を見つけました。

「あそこ行ってみよう！」　と　私を連れて行ったのが

平城京　歴史館　　http://heijo-kyo.com/rekishikan.html

ここは、去年　１～２時間待ちは当たり前で、整理券を配布した程

大人気の場所だったのですが・・・

券売機の前は、私達しかいませんでした

もう全然期待しない・・・　と思っていたんですが

これが、本当に良かったのです！

まず入場すると、流れ星がビュンビュン飛ぶイメージの

廊下を通り、

平城京なのに、コレ？　と言う装飾がお出迎え

そして、従業員のお姉さんが案内。

遣唐使や平城京の暮らしの様子がアニメで流れます。

対象年齢は、歴史好きな小学生～中学生まで。

難しい字にはフリ仮名がふってあるし、

子供がかなり興味を持つような構成になっています

お客さんに対し、従業員の数が異常に多くて

「経営はだいじょうぶ？」　と若干心配になる程、人材豊富。

３～４種類のアニメを観て、かなり遣唐使に詳しくなった所で

３Ｄで作った、壮大な平城京の映画を観ます。

これ、かなり見応えがありましたよ～

私は、職業病のせいか

「あそこのテクスチャー使いまわしているな～」　とか

そんな事を考えて見ていました・・・。

そして、歴史観の横には遣唐使船の復元があり

当時の衣装が用意され、これを着用して写真が撮れます。

当然、娘は挑戦。

あはは・・・

ちなみに大人用もありますから、

是非、着用してみてくださいね。

そして、ここでは　「阿部仲麻呂」　の百人一首が紹介されました。

天の原　ふりさけみれば　春日なる～

三笠の山に　いでし月かも♪

彼は、唐に長い間いて祖国を思い、この歌を読んだそうです。

初めて知ったのですが、仲麻呂が日本に帰国する際、

船が流され、ベトナム付近に到着し、とうとう日本の地を踏むことなく

ベトナムにて、人生を終えたとの事でした。

（画像は、wikiより）

もうお忘れかもしれませんが、百人一首と言う

ミッションをクリアしました。

また平城京を見て、当時の暮らしぶりを

娘が想像していたので、ミッションクリア。

まったく期待していなかった歴史館ですが、

見応え十分、かなり大満足！

ただ、大人だけで訪れた場合、

申し訳ないのですが、かなりガッカリする歴史館だと思います

出土品や当時を偲ぶ品の展示は一切ありませんので、

そういう物を期待する場合は、線路を挟んだ資料館へ

行くと良いと思います。

朱雀門→　近鉄奈良　に向かいます。

歩いて７～８分の所に、近鉄奈良行きのバスが出ているので

そこまで歩きました。

この時点で、４時近くになっていたので、

県立美術館を見て予定を終了しようと思っていた所・・・

県庁前にて、鹿に遭遇　

つぶらな瞳　かわいい　

娘が、ここで鹿と戯れたので美術館を翌日に持ち越し。

その後は、近鉄奈良駅近くのお土産物屋をはしごし、

地元の安い、うまい、早い、キレイと四拍子そろった

トンカツ屋さんで、空腹を満たしました

さて、翌日は、忙しいです。

春日大社　→　東大寺　→　興福寺　→　県立美術館

を巡ります