87歳現役ナースのヘレンさん!
昨日と一昨日、病院の会議室でNeuroscience(神経科学)の講義を受けた
院内では定期的に病院の職員CNS(教育係)による教育が行われているが
今回はテキサス大学の教授が講師で招かれての有料クラス
2日で300ドルもした・高っ!
社員に教育費を払わせるなんてドケチな病院!と当初は思っていたのだが
受講後の今はちょっとだけ病院に感謝している
それは講義の内容が素晴らしかったから、このような機会を与えられて実に幸運である
やはり質の高いモノは値段も高いと実感!
300ドルでコーチのバックも
ドゥ・ラ・メールのクリームも
極上のナパバレーのワインも買えただろうけど
物でなくても満たされる私がいることも実感した(笑)
このクラスを受講中
気になるナース1名発見!
講師の前に席を陣取りノートをまめにとっていたオバアちゃんナース!
私がランチ休憩後、睡魔と闘っている時も居眠りなど一切せず
講義に耳を傾けていた
どうしてこのナースが気になったかと言うと
講義中、何度もトイレのために中座し私の視界に入ってきたからである
講義が終わった後、ゴシップ好きな同僚に言われた
“ホラあのナース、今年78歳の名物ナースで、給料もベネフィットもがっぽりもらってるらしい”
このオバアチャンナースはPACU勤務
PACU(POST ANESTHESIA CARE UNIT)とは術後のリカバリールームのことで
術後の不安定な状態を安定させて病棟に患者を転送するのが役目のナースだ
その業務を78歳のナースがやっているアメリカのシステムに驚いた!
それも良いような~悪いような~
長老が居座ると若手ナースの職探しが難航するからだ(笑)
78歳・・・
経験豊富・勉強熱心・ハングリー精神旺盛!これはまさに肉食系(笑)
しゃきしゃき歩く姿は50代そのもの
こんなバリバリナースなら、年齢に関係なく信頼して命を任せられます
ちなみにアメリカの最高齢・現役ナースはヘレンさん87歳!(Memphis病院勤務)
1940年代にペニシリンが導入されたのも
1950年代に病室にエアコンが設置されたのも
1968年にElvis Presleyの娘Lisa-Marieが誕生したのも
全て経験されたそうである
日本では最近、年金の受給年齢引き上げが叫ばれているが
その理由はお若いシルバー世代が増えているからだとか
そりゃあ杖をついてる白髪のお婆ちゃんに“年金受け取りにきました”と言われたら
“ハイハイ”と言いたくなるだろうが
茶髪で背筋の真っ直ぐな御婦人に“年金受け取りに来ました”と言われたら
“あと10年待っててね~”と言いたくなるだろう(笑)
日米共にシルバーパワーはこれからも続く・・・
参考資料はこちら
http://americanprofile.com/articles/meet-the-nations-oldest-working-nurse/