リリーッス!サオリリスです。
huluでアニメ「寄生獣」をイッキ観したので、思ったことを2点。
ひとつは、ヒロインの女「ムラノ」の糞女ぷりである。
不良少年がネコをいじめているのを
主人公・新一とムラノが目撃。
しかし・・・
漫画を読んでから月日も流れ、私も大分成長をした(しすぎた)ので、改めてアニメを観た時、感じ方が変わったのかもしれないけど、「寄生獣」て、こんなに哲学的だったんだなー・・・
油性ペンで右手に目を描いて、「ミギー」と呼んでふざけていたあの頃は、何もわかってなかったんだろうな・・・バカな奴・・・バカでかわいい私・・・
ミギーはパラサイトとしての本能的なものから放たれて、最期多分あれは精神世界へと潜って行ったのだと思うのだけど、時間とか空間とか物体とか、ありとあらゆる概念を越えて、それ自体になったミギーは、その後どういうところまで行ったのか、そもそも到達する場所なんてないのか、
うーん、岩明均、凄まじき・・・
だって岩明均はヒトなんだから、メタ的視点を持たないとミギーの存在を描けないわけで、いや待てよ、もしかしたら岩明均も・・・
というのは戯れ言だけど、思想や哲学を漫画というもので表現できる漫画家は、漫画があって羨ましい。私は今、たくさんの本を読んでインプットしているけど、これをどうアウトプット出来るのか、全く思いつかない。
そもそもアウトプットする必要があるのかもわからないけど、なんとなく、性格的に形作りたかったり、表に出したいと思っているので、私に漫画ががあればと思う。
huluでアニメ「寄生獣」をイッキ観したので、思ったことを2点。
ひとつは、ヒロインの女「ムラノ」の糞女ぷりである。
不良少年がネコをいじめているのを
主人公・新一とムラノが目撃。
そしてムラノは言う、
「行こう・・・こんなの見たくないよ・・・」
で、出~!糞女ーーーーーーーー!!!!
ケンカの強くない新一(のちに超強くなる)は、
不良少年たちからなんとかネコを守りぬく。
そんな新一をうっとり眺めるムラノ。
お前なんなんだ!!
新一はミギーに寄生され、他のパラサイトと出会い、戦ううち、
肉体的にも精神的にも見た目にもたくましく変わっていく。
そんな新一に度々ムラノは言う、
「君、泉新一くんだよね・・・?」
自分の知っている弱い男の子でなくなっていくことに
戸惑い、嫌悪し、否定的なムラノ。
ホントなんなんだ!!
こんな女に惚れて体はって守ったりして、新一も新一だ。
「行こう・・・こんなの見たくないよ・・・」
で、出~!糞女ーーーーーーーー!!!!
ケンカの強くない新一(のちに超強くなる)は、
不良少年たちからなんとかネコを守りぬく。
そんな新一をうっとり眺めるムラノ。
お前なんなんだ!!
新一はミギーに寄生され、他のパラサイトと出会い、戦ううち、
肉体的にも精神的にも見た目にもたくましく変わっていく。
そんな新一に度々ムラノは言う、
「君、泉新一くんだよね・・・?」
自分の知っている弱い男の子でなくなっていくことに
戸惑い、嫌悪し、否定的なムラノ。
ホントなんなんだ!!
こんな女に惚れて体はって守ったりして、新一も新一だ。
もうひとつは、ミギーと哲学についてである。
※寄生獣やミギーの説明は省かせてもらいます、
漫画読むかアニメ観るか調べるかしてください。
ミギーはパラサイトでありながら、ヒトについてとても興味を持っているわけだけど、
その視点とか疑問とか答えとか、最近ハマっている哲学の世界に通じていておもしろい。
それはヒトにとっては不都合だったりすることもあるけど、ヒトでないミギーだからこそ客観的に真実を見ぬいて語れるわけで、そんなミギーのセリフにはハッと気付かされることがいくつもある。
そんな、真理を追求するミギーという純粋で崇高な存在に対して、ムラノというあまりにも醜く幼稚な存在。だけど、ミギーの目をもって見てみれば、ムラノはただの人でしかなくて、ムラノが特別に糞なわけではない。人がもともとそうなだけ。
もしも、私があの時のムラノだったら・・・
あなたがそうだったら・・・
ネコをいじめるのは良くない。
でもネコを助けるかどうかは別。
不良少年に痛い目を遭わされるかもしれない。
厄介なことには首を突っ込みたくない。
だから見て見ぬふりをする。見ないようにする。
「行こう・・・こんなの見たくないよ・・・」
と言って、同じような行動をとるのではないか?場合は違っても、似たような言動を、既に私たち、何度もとってきたのではないか?そうではないと胸をはれるか?
ムラノが新一の変化を受け入れられないのも、視聴者としてはとてもイライラしたけれど、自分の知らない趣味や世界の人を、軽蔑したり、友人や知人の変化を素直に喜べなかったり、というのは、あたりまえのようにあることだと思う。
これはつまらない例だけど、好きなバンドやアイドルが売れて環境が変わったり、ビジュアルや曲の雰囲気が変わったりした時、離れるファンは一定層いて、離れるだけならまだしも、アンチになったりする。
Twitterのアイコンや名前を、ほんの遊びご心で変えてみると、それだけで何人ものフォロワーが離れる(という実体験談を某人がしていた)。つぶやきの内容に変化があると、離れる。
けれどそれらは、本人たちの本質的なものが変わったわけではないハズ。変わろうとしている部分はあっても、人はそんなには変われるものではないもん。
なのに、「自分が好きだった頃と違う」「自分が思っていたのと違う」という、自分勝手な決めつけによって、相手を否定したり嫌ったりしてしまう。
本当なんて見えていない。
ムラノが新一の変化を受け入れられなくて、私はイライラしたけれど、それが人なんだと思う。「寄生獣」の中で、そのことについて直接的に描かれることはないけど、きっとそう。(これもまた自分勝手の決めつけ?)
※寄生獣やミギーの説明は省かせてもらいます、
漫画読むかアニメ観るか調べるかしてください。
ミギーはパラサイトでありながら、ヒトについてとても興味を持っているわけだけど、
その視点とか疑問とか答えとか、最近ハマっている哲学の世界に通じていておもしろい。
それはヒトにとっては不都合だったりすることもあるけど、ヒトでないミギーだからこそ客観的に真実を見ぬいて語れるわけで、そんなミギーのセリフにはハッと気付かされることがいくつもある。
そんな、真理を追求するミギーという純粋で崇高な存在に対して、ムラノというあまりにも醜く幼稚な存在。だけど、ミギーの目をもって見てみれば、ムラノはただの人でしかなくて、ムラノが特別に糞なわけではない。人がもともとそうなだけ。
もしも、私があの時のムラノだったら・・・
あなたがそうだったら・・・
ネコをいじめるのは良くない。
でもネコを助けるかどうかは別。
不良少年に痛い目を遭わされるかもしれない。
厄介なことには首を突っ込みたくない。
だから見て見ぬふりをする。見ないようにする。
「行こう・・・こんなの見たくないよ・・・」
と言って、同じような行動をとるのではないか?場合は違っても、似たような言動を、既に私たち、何度もとってきたのではないか?そうではないと胸をはれるか?
ムラノが新一の変化を受け入れられないのも、視聴者としてはとてもイライラしたけれど、自分の知らない趣味や世界の人を、軽蔑したり、友人や知人の変化を素直に喜べなかったり、というのは、あたりまえのようにあることだと思う。
これはつまらない例だけど、好きなバンドやアイドルが売れて環境が変わったり、ビジュアルや曲の雰囲気が変わったりした時、離れるファンは一定層いて、離れるだけならまだしも、アンチになったりする。
Twitterのアイコンや名前を、ほんの遊びご心で変えてみると、それだけで何人ものフォロワーが離れる(という実体験談を某人がしていた)。つぶやきの内容に変化があると、離れる。
けれどそれらは、本人たちの本質的なものが変わったわけではないハズ。変わろうとしている部分はあっても、人はそんなには変われるものではないもん。
なのに、「自分が好きだった頃と違う」「自分が思っていたのと違う」という、自分勝手な決めつけによって、相手を否定したり嫌ったりしてしまう。
本当なんて見えていない。
ムラノが新一の変化を受け入れられなくて、私はイライラしたけれど、それが人なんだと思う。「寄生獣」の中で、そのことについて直接的に描かれることはないけど、きっとそう。(これもまた自分勝手の決めつけ?)
しかし・・・
漫画を読んでから月日も流れ、私も大分成長をした(しすぎた)ので、改めてアニメを観た時、感じ方が変わったのかもしれないけど、「寄生獣」て、こんなに哲学的だったんだなー・・・
油性ペンで右手に目を描いて、「ミギー」と呼んでふざけていたあの頃は、何もわかってなかったんだろうな・・・バカな奴・・・バカでかわいい私・・・
ミギーはパラサイトとしての本能的なものから放たれて、最期多分あれは精神世界へと潜って行ったのだと思うのだけど、時間とか空間とか物体とか、ありとあらゆる概念を越えて、それ自体になったミギーは、その後どういうところまで行ったのか、そもそも到達する場所なんてないのか、
うーん、岩明均、凄まじき・・・
だって岩明均はヒトなんだから、メタ的視点を持たないとミギーの存在を描けないわけで、いや待てよ、もしかしたら岩明均も・・・
というのは戯れ言だけど、思想や哲学を漫画というもので表現できる漫画家は、漫画があって羨ましい。私は今、たくさんの本を読んでインプットしているけど、これをどうアウトプット出来るのか、全く思いつかない。
そもそもアウトプットする必要があるのかもわからないけど、なんとなく、性格的に形作りたかったり、表に出したいと思っているので、私に漫画ががあればと思う。
あんな目に遭うのはゴメンだけど、ミギーのような友人がいれば、なかなか気が合いそうだ。明日、油性ペンを買いに行こう。