病気になってから見る2回目の24時間テレビ。
去年は、白血病と診断されてすぐ、一人暮らしをしてた奈良の部屋で見た。
病気の方、障害をもった方達が頑張っている姿、それを支える家族の姿を見てたくさん泣いたのを覚えてる。
去年の今ごろは、白血病の慢性期というのは分かってはいたものの、これからどうなるか、先が真っ暗な状態だったから、途中辛くてチャンネルを変えてしまった事も覚えてる。
今年の24時間テレビのドラマスペシャルは悪性リンパ腫で亡くなった方のお話だった。
病気は違うけど…
私と同じ血液の癌。
骨髄移植をしてからの再発、余命3ヶ月…
‘ちゃんと死ぬため’に生きた男性のお話だった。
このドラマも、辛くて最後まで見れなかった…
いろんな思いが心の中で爆発しそうだった。
私は運良く、本当に運良く、まだ死なずに生きている。
発見があと少し遅かったら…
発病するのが、今の新薬が開発される前だったら…
慢性骨髄性白血病は10年前は100%死ぬ病気だった。
それを思うと、今でも震える…
私は…
しっかり生きているのだろうか。
分からなくなった。
薬に甘えて、体に負担をかけてしまう事もある。
薬を飲み忘れてしまうこともある。
病気の事を考えずに生活できるまで回復したと、とらえることもできるけど、もしかしたら、ただ病気から逃げているだけなのかもしれない。
白血病になってまだ1年。
まだこれから何があるか分からない。
生きたくても生きれなかった人もたくさんいる。
でも私は、まだ生きる事ができる。
24時間テレビを見て、毎日をなんとなく過ごすんじゃなくて、しっかり生きなきゃな…と思った。
しっかり病気と闘いながら、しっかり生きるために、まだ何をすればいいのか分からないけど、ゆっくり考えてみようと思う。
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