お疲れ様です。 学童保育生活向上研究所所長のさとさんです。
「いたい!」
「痛くない」
このやり取り、本当によく見かけます。
私が実際に見て一番びっくりしたケース。
子どもが階段を踏み出して転んだ。それを見ていた学校の先生が「痛くない!痛くない!大丈夫でしょ!」と声をかけて子どもが固まってしまった。「…うん」と答えたら、その場を離れて先生が行ってしまった。
100歩譲って、先生が急用が合ったっぽく見えたにしてもだよね。
でも、こういうやり取りは実に多い。
子どもを預けていた保育所でも、児童クラブでも、公園で遊びに来ている親子でも、大人と子どもの関係になったときに発生しやすいのかもね。
子どもが言葉を話さない赤ん坊の時は、泣くと「どうしたのかな?おむつかな?おなかがすいたのかな?」と声をかけるけど。
保育園や小学生くらいになると、こういうやり取りになりがちなるんだな。
子どもが「いたい!」と言っているのに、「痛くない」と返事が返ってきたら、正直子どもの気持ちはどうしていいか…困るんじゃないだろうか。
似たようなやり取りで、「もう、泣かないの」もあるよね。
でも、さとさんも「痛くない、痛くない」って、やってたなー。
期待がうまれる
さとさんが「痛くない、痛くない」と言ってたのは、こんな気持ちがあったからだなーと今は思う。
そんなことで泣き言を言ってたら強くなれない
でも、本当にそうかー?って、今のさとさんは思うようになったな。
むしろ、そういう風に思ってたんだなと気づけるようになった。
気づく
そんな期待を持っていたんだなって。
これだけで、子育てが変わるんだよね。
このブログで何度もお伝えしている「子どもの話を聞く」は言い換えると、「子どもの立場になって聞く」です。
子どもは「いたい!」って、言ってるんだもんね。
「痛かったよね」と伝えると、子どもは「わかってくれた」と感じます。大体いうよね。
「いたい!」
「痛かったねー」
「うん、いたかった」
「そうだよね。痛かったよ。」
「うん」
「見せてごらん。ちょっと、血が出てるかな。洗っておこうね。」
「うん」
洗った後。
「これなら、大丈夫そうだけど、このまま遊ぶ?」
「うん!」
ほんと、児童クラブでよくあるパターンです。
さとさんの知る限り、弱くなった子どもは一人もいません。
むしろ、ちょっとしたケガの対応で信頼関係を積み上げることができています。
子どもとの関わりって、こういう小さい積み重ねが本当に重要なんだよね。
自立
子育ての目的は「自立」。
ということは、誰もが分かっていることだけど、実際のところ「何をすればいいのか」よくわからないまま、子育てに追われている。
おすすめの記事を一つ紹介しますね。
セーブ・ザ・チルドレンのHPに明橋大二先生の自立について書いてある記事があります。
この記事には「受け入れて良い甘え」「良くない甘え」についても書いてあるので、ぜひ読んでみてくださいね。
明橋先生には主宰する親のためのオンラインサロン「不登校の先にあるもの」でも、会員さんの質問にたくさん答えていただいた。
たくさんの親子を見てきた明橋先生だからこそ、言葉に説得力があって、安心できる時間だったな。
明橋先生も何度もおっしゃってた「安心感」。
子育てコーチング協会の子どものこころのコーチング講座でも、やっぱり「安心感」を子どもに与えることを大切にしています。
安心感を与える手段が「子どもの話を聞く」
子どもに毎日ちょっとずつ「安心感」を与えることができたら、子どもには着実に自己肯定感を育んでいく。
その先に、子どもはいろんなことを挑戦する意欲も持つようになる。
自分で考えて、自分で行動できて、人に頼ることもできて、人にやさしくもなれる。
そういう人って、さとさんのいう「強さ」だったんだなって。
きっと、あなたの中にも「こんな人になってほしい」があると思う。
期待を持つことは悪いことじゃない。
子どもと信頼関係を結び、見守っていくことができると、子どもは自分の力で強くなっていくんだな。
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