ちょっと前になってしまったが、1月14日(金)、京大に日帰りで行ってきた。博士論文の副査を依頼されたので公聴会に出席するのが主たる要件。


冬場だったのでさすがに今回は車を使わず、新幹線で京都に入り、今出川まで地下鉄を使ってそこから百万遍までのんびり歩いて京大へ。


途中、何度も通っている今出川通りのはずなのに、新しい発見があった。


今出川通りと河原町の交差点にあるみずほ銀行の前に、樹相全体が真っ赤になっている立木の姿を見た。近付いてみたら、小粒のグミのような赤い実が木全体にぶら下がって、サラサラと流れるように微風に揺れていた。


サンシュユという漢方薬の素材があることは知っていたけれども、実際にその赤い実としてなっている姿を意識して見たのはこれが初めてだった。春から秋にかけこの木は緑に覆われているので、それもあって意識していなかったに違いない。新鮮な驚きだった。


それはさておき、時間があったので京大の附属図書館で資料調査をしたところ、京大だったけれど、灯台もと暗し。新しい史料の存在を確認した。今準備している論文でそのまま使えそうなネタにようやくたどり着けたという感じにひたって、公聴会に臨んだのであった。


何となく最近は、日々是〆切という毎日だったので、よいスタートが切れたと思っている。