無用放談vol.2◎
海士町で出会った、サザエ獲りが得意な島中自転車で駆け巡ってる島無職お父さんは、なんと英治出版の社長さんでした
issue+designの本屋さん『無用之用』のトークイベント『無用放談』で、英治出版社長としての原田さんのお話を初めて伺う。
●規模としては小さくても、「絶版にしない」出版社として著者を応援していくことを決めた
●パブリッシャー宣言
「パブリック(公)にする」ことを応援する会社。
本の出版だけではなく、様々なカタチで応援していく
●海外進出で実感した、英治出版Wayを大切にすること
レイアウトの工夫や、本の編集に対するこだわり。
郷に入っては郷に従うことも大切だが、Wayをもつことも非常に大切
●ブックファンド等、出版の費用捻出の仕組みで社員に大きな夢を
予算規模の範囲で小さい仕事しかできない、なんてことはなく、大きな夢に挑戦できる会社。
時に、モンゴルからの留学生さんの優しく透明なことばを本のカタチに残したいという同窓生さん達の思いを実現させたり。
時に、スリランカで孤児院を建設することを目的に、多くの社会的投資家さんたちが現地を訪れるきっかけとなったり。
まさに英治出版のスピリット「誰かの夢を応援すると、自分の夢が前進する」を体現する取り組み。
●企画会議は全員拍手で採択。幹部が採用したくても思うようにいかない
企画会議は、参加者全員の拍手を持って決定される。
企画の背景は何なのか。どんな内容なのか、この本を出版することで著者にどんな変化が出るのか・・売上予測はあまりしない。
スタッフに対して説明を繰り返す中で、企画者の企画は「本を作れる」レベルまで磨かれていき、周りのスタッフの理解度も高まる。
●ティール組織は、シェアード・リーダーシップ
「仲間とつくる現実は、自分の理想を超えていく」
手放すこと。極力何もしないことで、想像もしなかった世界が目の前に現れる。
特に、企画会議のお話と、シェアード・リーダーシップのお話は、仕事楽しいとガツガツ我が我がと刈り取ってしまいがちな自分にハッとさせられる瞬間がたくさんありました。
トークイベント内のお話はもちろん、トーク終了後も、無用之用自慢のビールを片手にぐいぐいお話を伺えたタイムも至福でした〜英治さん、遅い時間まで本当にありがとうございました
そして同じく終了後、こんな時期にきっちり感染症予防にご協力いただきつつ場にお集まりいただいた皆さんが、思い思い本を手に取り、スタッフや他のお客さんとワイワイ語り合っている姿も本当に素敵でした〜
これからも、無用放談の各種イベントをお楽しみに!