最近ワークショップのプログラムをチームで作る機会が多く、プログラムデザインのこととかもうすっかり頭の中から抜けきっている感があるので、再度お勉強を始めています。

 

マイボスからも勧められて読んだ、『問いのデザイン』

 

 

 

課題設定としての問いはもちろん、場の設計や、ファシリテーションのあり方についても、押さえておくと応用発展させていけるポイントが余すところなく、かつコンパクトにぎゅぎゅっと凝縮してまとめられていて、業務の途中にパラパラ眺めているだけながら、大変ヒントをいただいております。

 

今日は、Peatixで見つけた、著者の安斎さんと、宮崎県新富町の地域商社こゆ財団稲田さんのトークイベントを視聴。

https://peatix.com/event/1615673

 

 

ゆるゆると聞いていましたが、琴線に響く言葉をたくさんいただいたので記録しておこうと思います。

 

 

ファシリテーションあるある 問いの強制

 

「それって本質的な問いなの?」ファシリテーターが問いをレベル分けする場での違和感。

「やりたいことを見つけていきましょう!」の熱を押し付けるだけのプログラムはもはやハラスメント。

 

ワークショップを名打った場に出かけていって、「え?なんなん?ここ、何の場??」って居心地が悪くなるのは、ファシリテーターの意図にのせたい仕掛けがたくさん感じ取れて、気持ちがすーん。(無)って冷却されてしまう場。

 

最近は、他の人の「こういう場にしたい」を形にする機会の方が多いので、「本当にここでこの問いでいいのかー」「この流れで場に何が生まれるんだーうおー」頭を抱えて思い悩む機会はめっきり減り、少しさらっと作りすぎている感もあるので、ちょっと立ち止まって「この設計で、場に何が起こるんだろう?」を考える時間を取り戻したいなと思いました。

 

 

日常を異化しよう

 

問いの筋力を高める日常の筋トレ。

異化とは、自分のperspective、視点を大げさに表現してみる訓練。

「異化」してみることで気付ける違和感や、きになるポイントがそこで見えてくるかも。

本の中での例でいうと、

「AIを活用した未来のカーナビ」→「本当にそんなカーナビを開発したいんですか?」「カーナビにこだわってるんですか?」という外部から感じた素直な疑問

 

さらっと「いいねー」で流れてしまう、当たり障りのない問いを超えて、普段考えている範疇を一歩踏み込んで思考を巡らせられるような問いを、訓練して出せるようになりたいなあと。

 

 

今年いっぱい色々と場に立たせてもらう機会があるので、これをヒントにグリグリ動かしてみようと思います!