願望実現する際の心の状態
引き寄せの法則を利用して、物事が上手く行く際、事前に心の中で変化があった事を察する事が可能です。
例えば体調不良や、なんらかの病気があった場合、症状は未だ治っていないけど、心の中ではもうこの病は存在しないと確信を持つ事が出来ます。そしてその確信が舵を取る様に、症状も自然に消えて行きます。
数年前アメリカで大統領選挙があり、自分が好みの候補者が勝った筈なのに、ある州の投票数の数え直しなどで、なかなか正式に決定しない状態が数日続いた中瞑想した後、自分の中で変化があり、「もう決まった。これまでの4年間からの暗闇から解放された」と確信出来、心配する気持ちが蒸発し、そのまま現実でも上手い具合に好みの候補者の勝利が決まりました。
これまで個人的にこの様な事を何度も何度も経験して来ました。
引き寄せの法則による現実の変化は、信念の変化に後からついて来る形なのです。
規模が個人レベルの事でも、世界規模でも、問題解決と願いが叶う過程は同じです。ネガティブな感情が洗い流された、ニュートラルな心の状態が、現実という名の船の舵取りをするのです。
人生が劇的に変わる様な、大きな夢と思われる様な願望に関しても同じです。
マラソンに例えると、ゴールした後の賞品を受け取る前には、まずゴールしなければなりません。
感情的に「終わった」と思い、ゴールするのと同時に賞品を手に抱えるのでは無く、ゴールしてしばらくしてから、表彰会などがあり、そこで初めて手渡されます。
夢が叶った場合も、願望実現する為の心の旅と言う名のマラソンがあり、例え何年かかったとしても、笑顔で両手を広げ、ゴールする事が出来ます。
そしてゴールしたからにはそのまま何もしなくても賞品を受け取る事が出来ます。求めていた物が驚く形で、現実に現れます。表彰会まで数分ありますが、ゴールしたからには、「え〜未だ来ないの〜?」とはならず、過程を信頼しながらゴールした喜びと達成感に浸りながら、時間を過ごします。
だからゴールして、その後実際に夢は叶うまで日数があっても別に問題じゃなく、むしろ幸せな状態です。
ゴールする前は色々気持ちが不安定でデリケートだったのに。
例えば気温が暖かい春や夏は、自然と気分が向上するので、願望が叶い易いのでは無いか? 秋になりこのまま寒いくなると、気分が低下しネガティブになりやすく引き寄せのクオリティが下がり、夢が叶いにくくなるのでは? それは嫌なので何とか暖かい内に叶えないと!
又、人生において健康やお金やら仕事やら人間関係において問題があると、「この問題のせいで気分が低下する!せっかく願望実現について気分が向上したのに、このせいで台無し!あ〜やだ!」
こんな感じで色んな問題に振り回されても、いざゴールを過ぎると、そんな事関係なくなります。今までならへこんでいた事があっても、勝利に酔いしれる事が出来、リア充した気持ちで1日を終える事が出来る。
季節が冬でも、目にものもらいが出来ても、願望に関してゴールした事には変わりありません。ゴールした後に係員の人が笛を吹いて、「あなたちょっと今寒くなったからネガティヴになってる。一旦5km位戻って、又やり直し走行お願いします」とはなりません。
願望が生まれた0kmのスタート地点から、何度も何度も幸せな気分を上げる為引き寄せワークをこなしてきた。ただ走るという同じ引き寄せの法則ワークという動作を繰り返して来ただけ。そして40kmの地点からようやくとどめの一撃となる引き寄せワークをする。
ゴールを越えさせる瞑想などをする際には、その直後や、次の朝の目覚めと共にはっきりと確信する物です。清々しい気持ちで、「もう終わったんだ」と実感出来ます。
今まではちょっとした嫌な事がある度に気持ちがぐらついていたのが、気にならなくなります。舞台の上に立って、そこから見下ろす感じ。
季節の変化や、空腹感や体調不良や、街中で魅力的な人を沢山見かけても、周りは冷たく無反応嫌などの様々な問題に振り回される事はありません。線を超えたのですから。
いざ正々堂々と優勝した後には、その事実を記録から消せる物はありません。
例えば恋人を引き寄せるのが夢の場合、実際に恋人がいる人は、真冬でも空腹でも、貧乏でも、恋人がいる人はいるので、これらの全ての問題を片付けなければ、恋人は貰えないという引き寄せの法則的なルールはありません。ゴールを超えた者全てが報われます。
そのゴールを超える為にこれまで毎日毎日、気分低下する揚げ物や砂糖類や小麦粉類の食べ物を避けたりして、毎朝セロトニンを分泌させる為運動して、常に気持ちを最善の状態に持って来た理由は、それらの行為をすれば、今いる20km地点から急にゴールにワープ出来るからでは無く、単純にその一つ一つの位置を綺麗に見届け、最大限に楽しむ為にする事です。料理職人が包丁を研ぐかの様に。心が綺麗な状態の方が星空に感動出来る様に。
そうやって全ての瞬間を試合の様に、本気で生きて来たから、ゴールに辿り着けます。水しか飲まないし、揚げ物やジャンクフードは食べない理由を、毎回色んな人達に説明しながら。
42km地点に達する為には、最初の41kmの全てが必要です。これまで進んで来た道のりと、気付き、知識、新たな視点、変化、小さな勝利達の全てに意味があります。ゴールとは未だで頑張って来た事の集大成ですので。
今いる場所で起こるのなら、今いる場所が完璧な舞台だったという事。道のりが全て正しかったと言う事。逆に道のりで遭遇して来た事が、ゴールがどんな感じか教えてくれるヒントです。色んな事を体験してそれがジワジワエスカレートして行き、それの最終型が願望実現となるので。
そして辿り着く場所では心の中はホワイトクリスマスの様な最大な祭日が展開された様に感じれます。その様な感情の中で、引き寄せの法則と言う名のサンタさんがプレゼントを運んでくれ、目を光らせ、両手を広げ、子供見たいに飛び跳ねながら、受け取れます。人生の頂点に立つと、悪役の人も含め、周りにいる全ての人達が、自分のストーリーを盛り上げてくれる役者であったように見えます。