姫がICU脱出まであと1日

ママンは嬉しくて、いつものように姫の面会に行きました

すると、姫のベッドの周りに複数の医師やナースが

姫を取り囲むように立っていました

日曜日だったその日

医師が周囲を取り囲むということは

良からぬことが起きたという現象

嫌な予感がしました


姫ちゃん、今日の朝、血圧が40を切ってしまいました
リカバリーを図っても、なかなか戻らないし
お母さんに連絡をいれた方がいいんじゃないかと
そんな話まで出ていました
幸い、今は戻ってくれてはいるけれど
また同じことが起きたら助けてあげられないかもしれない
危険な状態には変わりないので
このままICU管理下におき
挿管して、CVを入れ、しっかり眠らせます

そう医師から伝えられました



ほら、やっぱり見たことか

泣かせたままにしておくことが

いかに姫にとって大変な事なのか

あれだけ言ったじゃないですか!!!

懸念していたことが、現実のものとなり

ママンの気持ちは、怒りとやるせない気持ちで一杯になっておりました


急変をたまたま居合わせた医師たちが対応し

姫の命を救って下さったこと

ママンはありがたくは思います

でも、一緒に過ごし

泣かないで穏やかに過ごせる時間を確保できていたなら

こんなことにはなっていなかったんじゃないかと

やっぱり、今でも思うのです


ICUで過ごす時間

意識がはっきりしている姫にとっては

ママンと離れたことがない姫にとっては

その場所、その環境は恐怖でしかなかったはず


挿管されて、眠っている姫の横顔を見て

悔しくて悲しくて

ママンは震えがとまりませんでした



この頃、ママンは宿泊先のホテルで

毎日、泣いておりました



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