実は最も深刻な問題
それは
阪大の医師団が発表されたコメントの中に
『緊急時に使用する人工心臓だった』
とあったこと。
これが何を意味するのか…
成人用のデバイスさえ付けられない程の小さな体の子供達には
この緊急用の補助循環装置の他に使えるものは何もないということ…
姫が心臓移植直後にお世話になった
ECMOという体外循環装置
心不全が起こっている場合に関しては
一時的に心臓を休ませるために使うもので
姫は、移植手術後に再開胸して
72時間お世話になりました。
でも、装着に伴うリスクがかなり高いため
とにかく怖くて怖くて仕方がなかった事を覚えています。
血液が凝固しないようにするために
ヘパリンという薬を使用するのですが
容易に脳出血を起こし
回路やラインが長いため、血栓が形成されやすい
そして簡単には離脱できない
こんな機械に長期間頼らなければならない日本の現状
安全性も有効性も確立している小児用デバイスの承認がなかなかなされないところを見ても
命の重みに大小はないはずなのに
小さな命の救命は、お座なりにされているようにしか思えません。
でも、同じ悲劇を繰り返してはいけない!
小さな女の子が、自分の命を犠牲にして伝えてくれた事を
ちゃんと、私たち大人が真摯に受け止めなければならないのです。
小児用デバイスの1日も早い承認を!
そして、小さな戦士達の未来が開けますように!