このところずっと更新できず・・・・
何故かって?
夏は「遊びの季節」だからw
8月(夏)もおしまい。。。。
と言いつつ、結局遊びどころか海にも行けなかったですが・・・
忙しいんです色々と。。。
今日はレッツ4にアドレスV125エンジンをスワップした車両の
161ccから212cc化の紹介です。
この車両は4年前だったかな?・・に当店が製作したアドレッツです。
その後オーナーM様の手により
161ccボアアップ化されてます。
今回入庫に至ったいきさつは
オーナーM様が知人にアドレッツを貸していたが、エンジンから異音がしたとのことで折角エンジンを直すならもっとデカい排気量に!
ということで私の出番でございます
異音の一番の原因は・・・
オイル管理不足でした。。。(こら~!!!(笑))
クランク右ベアリングが逝ってます。
エンジン内部は汚れに汚れて・・・・
ご覧の有様。。。
(既にボーリングしてありますので一部は綺麗です)
ベアリング外周の「4時~5時」の方向だけうっすら綺麗ですが、これはパーツクリーナーを吹きかけた状態です。
さぁどんどん作業を進めますょ。
(洗浄だけで一日掛かりますので・・・)
薬品につければもっとピカピカになるのですが、薬品によってベアリングジャーナルが劣化してしまいます為、洗浄は「手洗い!」これから先はオイルに洗浄を任せましょう!。
ちょっとだけ話がボアアップとは離れますが、、、
アドレスV125のエンジン修理依頼の中に結構な率を占めている事例が
オイルドレンボルト部(K9までの腹下側)の破損!
オイルドレンボルトの内部の画像をご覧ください
ボルトがドコに有るか解りますか?
この画像の左側が底部です。
この様に内部ではドレンボルトが半分見えています!
半分見えている先の筒までボルトは入っています。
この「半分だけしかない」部位があるため、高トルクでボルトを締め込んでしまうとケースが歪んでしまい割れるのです。
ネジ山があがるよりクラックが入ることが大半です。
アドレスV125を触っている方は上の画像を良く見て頭に記憶しておいて損は無いかと。。。
シグナスXとは違いアドレスV125はクランクベアリングを先にケースに圧入していますので、クランクが変わった時点でクランクとケースのクリアランスを取らなくてはいけません。
プラスチゲージを使いケース右側をドッキングし直ぐ外します。。。
プラスチゲージの潰れ具合を見てスラストシムを選定するわけです。
この外す時にTTMRCクランクの場合ベアリングがクランク側に残ることが良くあります!(笑)
コレがまた厄介でクランクに残ったベアリングはソレ専用の道具で抜きます。
そしてまた右側ケースにベアリングを入れ直して・・・・・
一発でシムが決まればいいのですが、アドレスV125のクランクは・・・説明しにくいので割愛!
・・・ってわけにはいきませんね、
簡単に言うと、プラスチゲージを置いてクリアランスのチェックをする時、左ケースに入っている(圧入で入っています)クランクが右側ケースを再度入れる時に動くのです。
んな訳ないでしょ!と思うでしょ!?(作業経験者向け)いやいや動きます!
大体ですが、左側ケースに入っていたクランクが1/100以下ですが右側に出てくることがあります!
でもね、1/100以下といっても、「その前に測定している数値」に合わせてシムの選定をしているわけですので・・・・
お解りですね!?
そう!クランクの回りが重くなるのです!w
なので、左側からクランクを引っ張ってやるか、右側クランク軸センターを引っ叩くか!?です!(笑)
とまぁこの先の画像が無いためボアアップの話なのか?オイルドレンのトルクを気を付けてくださいょ!の話なのか?クランクのクリアランスの話なのか?
解らなくなってきたのでおしまい。。。。。
((※エンジンはとっくに組みあがっているのですが、車体にドッキングは私の体調が悪くまだやれてません。。。
M様もう少々お待ちください。))
では。。。。