Amazonせどらーのための、Yahooショッピング無料化で得られる4つのメリットと3つの注意点 | せどりガジェット研究所

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せどらーの皆様、本日もお疲れ様です。
月商3,000円せどらーでお馴染みの府御門です。


昨日からカナリ話題になっていますが、Yahoo!ショッピングとヤフオクの無料化が発表されましたね。
これはAmazonせどらーにとっても、我々ツール開発者にとっても一大事、ということで個人的にAmazonせどらーのメリットとなりそうなことを4つと、注意すべきことを3つほど、軽く纏めてみました。
何かの参考になれば幸いです。

まずは、メリットから。


メリット1ノーリスクの多店舗展開

Amazonから多店舗展開を考えているせどらーの選択肢といえば、ヤフオク、楽天、Yahoo!ショッピング、各種サービスを利用した独自ショップといった物がありますが、ヤフオクはAmazonに比べれば煩雑ですし、その他は初期費用もランニングコストも結構かかってしまうので二の足を踏んでいる方たちも多かったと思います。
今回のYahoo!ショッピングの変更によって、、もともとあった出店料(2万)と月々の売上に連動したロイヤリティが無料になりました。これにより、金銭面ではほぼノーリスクでの多店舗展開が可能になります。
稼いでいる人たちにとって初期費用やロイヤリティが高いかどうかという点においては議論がありますが、少なくとも他のサービスに比べて、かなり心理的な障壁が下がったといえるのではないでしょうか。
まずはAmazonからの多店舗展開の足がかりとしてYahoo!ショッピングを利用し、さらなる次の展開を行う試金石とする、と言ったやり方も可能になると思われます。
なお、それぞれのサービスの価格比較に関しては、下記ブログ記事が詳しいと思いますので、ご参考までに。

【参考リンク:ヤフーショッピングが無料になったので他社状況も調べて料金表を作ってみた 】



メリット2高額商品の利益率が高くなる

売上連動のロイヤリティは、当然のことながら月商が上がれば上がるほどボディーブローのように効いてきます。
今回のロイヤリティの無料化はそういう点で、売上が高いせどらーにとってはかなり大きいのではないでしょうか。(もちろん、決済手数料がかかるので、実質的にロイヤリティフリーというわけではないですが。)
Amazonとヤフーショッピングで配送の手間やオペレーションが変わる事を考えると、少額な回転商品よりもロングテールなプレミアム値の商品や、高額商品に効果が高いと思われます。



メリット3リピーターの確保

Amazonでの購買は基本的にAmazon主体のため、自分の店からの購入客とはいえ個別にプロモーションを掛けることは許されていません。
それに対してYahoo!ショッピングはそれぞれが独立した店舗となるため、メールマガジンを始めとしてプロモーションを掛けることが可能です。これはある意味でAmazonせどらーが一番やりたかったことの一つではないでしょうか。



メリット4店舗の独自色が出せる

Amazonで商品を購入する場合、顧客はマーケットプレイスの購入であってもAmazonで購入したという意識が強く、個別の店舗について印象に残ることは殆どありません。
これはAmazonの方針といえるわけですが、マーチャントにとってみると顧客を囲い込むことが非常に難しいことを意味しています。
これに対してYahoo!ショッピングや楽天、その他のサービスは各店舗が独立しており、画面のカスタマイズ等が可能なため、その店で購入した意識が強くなります。
言い換えれば店舗の個性を強く出すことが出来るため、有る特定の分野に特化した店舗を出したい、コダワリの店作りをしたいといったニーズをより簡単に満たせるわけです。



次に、思いつく注意点。


注意点1オペレーションが煩雑になる。

Amazonせどらーにとっては、Amazonでの出品とYahooでの出品が重なり商品管理面(在庫、注文管理含む)、発送面で非常に煩雑になることが予想されます。
特に、多品種少量販売の戦略を取っている多くのセドラーにとっては死活問題だと思います。
これらに関しては、FBAのマルチチャネルを使うことで多くの場合解決することが出来ますし、AmazonとYahoo!ショッピングを同時に管理するツールも登場してくると思われます。(私も頑張って開発しますw)
なお、YahooもFBA的なサービスを行っていますが、Amazonせどらーという視点においてはAmazonメインでYahoo!ショッピング併売という形が良いのではと思いますので割愛します。
ご興味が有る方は下記をご参照ください。
物流代行サービスを利用してネットショップを効率運営 - Yahoo!ビジネスセンター


注意点2売上入金サイクル

Amazonせどりが非常に強い大きな理由の一つに入金サイクルの速さがあります。
しかし、物販をAmazonせどりから始めた人は、そもそもそれを意識していることが少ないのではないでしょうか。
ここにカナリ大きなリスクが有ります。
それは、資金ショートです。
Amazonせどらーは、クレジットカード利用して仕入れを行うことが大半だと思いますが、高月商になってくると、仕入れ→販売のサイクルをクレジットの支払期限の間に複数回回すといったこともザラになってきます。(クレジットカードによっては、支払い期限前に現金で返済すれば枠が復活するため)
これを支えているのが、Amazonの入金サイクルということになります。
Amazonでは、プロマーチャントならば任意の日(or二週間に一回)に、出店型なら二週間に一回入金が行われます。
これに対してYahoo!ショッピングのデフォルトでは月末締め翌月末払いとなるため、支払いサイト(入金までの期間)は最短一ヶ月、最長二ヶ月となり、Amazonを利用した場合よりもかなり入金までの期間が長いことになります。
ちなみに、Amazon出店型の場合は2週間毎の締め後3日程度の支払い、つまり支払いサイトは最短3日、最大17日位になるのが一般的なようです。
ちょっと入金サイクルの話はわかりにくいので具体例を挙げましょう。

10月1日の売上の場合、
Yahoo!ショッピングの場合→11月30日支払い(固定)
Amazonの場合→10月4日~10月18日(2週間締めのタイミングにより変わる)

10月31日の売上の場合、
Yahoo!ショッピングの場合→11月30日支払い(固定)
Amazonの場合→11月3日~11月17日(2週間締めのタイミングにより変わる)

ということになります。
AmazonとYahoo!ショッピングではかなり違いますし、売上の日によってかなり待たなければなりません。
この差はしっかりと把握せずにAmazonと同様のやり方をしてしまうと、あっという間に資金ショートしてしまう可能性が出てきてしまいますので、是非ご注意下さい。

ちなみに、Yahoo!ショッピングでは決済手数料に0.数%上乗せすることで、支払いサイクルを早めることが出来るため、Amazonせどらーの方は、資金ショート対策の一つとして検討をおすすめします。
入金サイクル締め日入金日オプション手数料
基本月1回末日翌月末日
オプション月2回15日当月末日0.1%
末日翌月15日
月3回10日、20日、末日締め日の5営業日後0.2%
月6回5日、10日、15日、20日、25日、末日締め日の5営業日後0.4%
出典:決済サービス-サービス詳細(Yahoo!)



注意点3Yahoo!の方針転換

Amazonせどらーの多くはこれまで、Amazonの突然の方針転換や手数料の値上げなどに何度も悩まされてきたと思いますが、同様にヤフーも今後、ポジティブかネガティブかは別にして突然の方針転換を行う可能性も予想されます。
とくに今回のYahooの思い切った戦略は、短期的な収益面ではマイナスになることが予想されるため、継続性が不透明という見方もあります。
これに対応するためにも、無料化で単純に喜ぶのではなく今回の環境変化で生まれたチャンスを大事にして、YahooやAmazonが方針転換をしても生きれるようにしていく方法を常に模索することが必要ではないでしょうか。




いかがだったでしょうか。
私が思うメリットと注意点を纏めてみましたが、Amazonよりも顧客を囲い込みやすいプラットフォームが開かれたことで、せどらーはより多くのチャンスを得られる環境になったのではないかと思います。
我々ツール開発者にとっても、大きなチャンスが到来してきていると捉えています。
個人的には今後の流れとしては、Amazon FBAのマルチチャネルを利用して、AmazonとYahoo!ショッピングの併売が増えていくのではないかなと思っております。

何れにしても、無料化されたYahoo!ショッピングは12月からとのことで、年末に向けて業界が熱くなりそうですねw

ちなみに、先行案内のメールアドレスを下記から登録できますので、いち早い出店をお考えの方はどうぞ。
Yahoo!ショッピング - 個人出店 先行案内 受信メールアドレス 入力画面





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