今日だけ何故か
春の嵐です。

夫が
「好きそうなイベントがあるよ」と
教えてくれたので
高校からの友人を誘って
西尾に抹茶を勉強するツアーに行ってきました。

愛知県西尾市。
お茶の産地です。
元々は玉露の産地でしたが、今は抹茶が主流。
抹茶は
茶道のお茶もありますが
抹茶を利用したお菓子や蕎麦などの
加工用が今は主流だそうです。


集合場所から少し歩くとお茶畑を見渡せる公園。
ドーム25個分の広さのお茶畑
確か市の半分に相当すると言っていたような・・



雨の露に濡れる葉
これからぐんぐん伸びる新芽がチラリ



機械で刈るところと新芽を摘む畑の境界線
大きさに倍以上の開きがあります。

渋みが少なく甘味のあるお茶に育てるために
上に日除けを多いところでは3重に
日除けが重なるほど湿度も上がるものだから
根腐れを避けるために換気をしたりと
作物だから手がかかります。

最近は温暖化の影響もあり、
特に湿度のコントロールが大変な様子。

お茶畑を歩きながらガイドさんのお話を聞き
加工する問屋さんに戻ります。



お茶を抹茶に加工する過程を見学します。

「碾茶(てんちゃ)」は
丁寧に摘んだ新芽を24時間以内に
少ししんなりする程度に蒸し
専用の乾燥炉で乾燥させたもの。
だから色も鮮やかで海苔のようないい香りがします。

その碾茶を岡崎産の御影石の石臼で引き
その石臼の擦れ合う熱で
タンニン(苦味)控えめでテアニン(甘味)豊富な
香り豊かな抹茶に変身するのだそう。

体験で、石臼を手で引かせていただきましたが
かなりな重み。
問屋さんでは料理用の抹茶は
自動の(真ん中の写真の)石臼で引きますが
丈夫できめの細かい抹茶の引ける御影石でも
メンテナンスが大変で、それぞれのお店に
石臼の目立ての職人さんがいるそうです。




抹茶を立てる体験
以前小説と映画の影響から
我流でお茶を立てていましたが・・
友人は一年ほど習ったことがあるそうで
私の立てたお茶とは比較にならないほど
美しい泡が立っておりました。
やはり習うのは大事。
私も未熟な分野への課題が増えました(笑)


お店の方に手直ししてもらい(笑)
美味しくいただきました。


抹茶はこのコロナ禍
特に海外でかなり人気だそう。
心を鎮め穏やかにするマインドフルネスに
利用されているのだとか。

ココロに作用するように意識していただく。
私自身のお茶の時間への意識も
ほんの少し広がりました。




紅樹院
西尾に
本格的にお茶を広められるきっかけになったお寺。



お茶は椿科のため
花も種も椿と同じカタチ。






碾茶釜のランチ
鯛めしの上に
抹茶用に加工した碾茶がふんだんに盛ってあります。
蓋を開けるとお茶というより海苔のような香り。




お茶の産地は和菓子屋さんも多く
面白い和菓子にも出会いました✨

米米饅頭???


齧ると中には小豆餡ではなく
もち米を甘くしたもの。

不思議な食感とモチモチ感。


私の家族へのお土産は
桜餅と苺大福のコラボ的な「いちご姫」
和菓子好きな下の娘絶賛✨✨✨


五感に響くお茶の旅
激しい雨と風のなかたくさん歩きましたが
大満足な時間でした。

知らないことを知る喜び
とてもワクワクします。

この一年の課題もできたことだし
そのためのお値打ちな抹茶も買い込んだし😁
しばらく精進したいな。

西尾は
天皇や武家とも縁が深いため
椿も多いのが印象的でした。

あぁ・・
庭に椿の木をたくさん植えたい。
珍しい品種が多くため息ばかり😊