約半年前から

ほぼ毎朝

出勤前に立ち寄る

24時間営業の

テイクアウトも可能な

コーヒーショップ

 

 

 

早朝から開いていて

サンドウィッチやスコーンなどの

軽食もあり

出勤前に朝食を摂るために

入店するサラリーマンも

少なからずいたり・・・

 

 

 

 

スタバとか・・・そんなメジャーじゃなく

個人レベルのショップだけど

私の好みの味で

 

朝にそのコーヒーを飲むと

なんだか躰が目覚める

っていう理由で

いつの間にか

朝のルーチンになってしまっていた

 

 

 

 

 

だいたいいつもと同じ時間に

同じフレーバーのコーヒーを注文する

 

 

 

対応してくれるのは

私の出勤時間が

週1の早出の時は

早朝勤務の

大学生かな?って思われる

清潔爽やか男子

 

 

 

そして

通常勤務の時は

愛想笑いの雇われ店長

 

 

 

 

通い初めの頃

この店長

愛想笑いがあまりにお上手で

なんというか

いっそぶっきら棒でいれば?

っていうような

小憎たらしいような男性

だった

 

 

 

でも

悔しいかな

私のストライクゾーンに

それもかなり中心に

入ってる

 

 

 

 

 

短い顎髭

黒縁眼鏡

切れ長の眼

ふさふさの髪

 

そして

コーヒーを淹れる指の繊細さ

 

 

 

眼の保養・・・・・・・なのよww

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初めは

何の会話もなく

 

 

 

けれど

殆ど毎朝 お互い顔を見合わせるようになるうちに

朝の挨拶を交わすようになり

 

 

 

いつの間にか

愛想笑いじゃなくなり

 

 

 

朝の挨拶に

何気ない一言が増えたり

 

 

 

 

 

オーダーも

カスタマイズの説明から

「いつものですね」

って先に言ってくれるようになり

 

 

体調が悪い時には

その表情を読み取って

 

「お疲れですね?」

とか

 

「今朝は少し甘めにしておきましょうか?」

とか

 

その一言に癒されてる私だった

 

 

 

 

 

 

 

雇われ店長と一介の客の関係が

徐々にダンジョンをクリアして

レベルアップしているような感覚で

私の朝は

ほんの些細な充実感に浸れる

貴重な時間となっていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして

 

ある朝のことだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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