私の体調は何の問題もなく、翌日から外出許可もでた為、朝から赤ちゃんのいる大学病院へ

先天性食道閉鎖症 C型

医師から病気の説明と手術内容の説明を受けた。

先生は分かりやすいように一つ一つ説明してくれたけど、大事な事だけど、全然頭に入って来なかった。
食道と胃の離れた距離によってはつなぐ事が出来ないかもしれない。

赤ちゃんにまだ会えていない。

手術前に会わせてもらえるようお願いし、NICUの廊下でほんの少しの時間面会出来た。

昨日産まれたばかりの私の赤ちゃん。
保育器に入っていた。
テレビでしか見たことのない光景。
まさか、自分の子供が…そんな事ばかり思っていた。

目の前にいるのに触ることも抱くことも出来ない。

手術室へ見送る時には涙が止まらなかった。
今になって自分が生んだ赤ちゃんだと実感がわいてきた。
ありきたりの言葉かもしれないけど、健康な体に産んであげれなくて本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

昨日、旦那は1人で赤ちゃんの病気の事、手術の事を聞いて、頭が真っ白になっただろうに、それでも私をいたわってくれた。ありがとう。

手術室に入ってから約7時間後にやっと終わったと連絡がきた。

無事に食道と胃をつなぐ事が出来た。
でも、術後の経過によっては治療方針が変わってくると言われた。

初めて聞く病気。この時はこれからの事の不安ばかりだった。今思えば自分の事しか考えてなかったんだな。
赤ちゃんは1人でがんばっていたのに。