塩野七生さんの「ローマ人の物語」。
イタリア好きか否かにかかわらず、
非常に有名でベストセラーの本であるのは、
特にこのブログを読んでくださっている方々には
ご承知のとおり。
我が家も文庫本になったこの本を2年くらい前から購入し始めた。
うちの相方はとっくの昔に読み終わっている。
私はというと、、、。
最近やっと読み始めた。
「仕事で書類ばかり読んでるから目と頭が疲れてて
本を読む気にならない」
といつも言い訳していたが、
とある理由から、そろそろ読んでみるか、という気になったのだ。
とある理由というのは、
私がイタリア好きと知った後輩の男の子が、
「南イタリアですかー。いいですねー。
塩野さんの本を夢中で読んでるんです。とても興味あるんです。
○○(←私の名前)さんも読んでますよね?」
と問われたから・・・。
彼はイタリア旅行とは縁遠そうな仕事・家庭一筋タイプ。
そんな彼もはまってしまう本でもあるのだ。
自称イタリア好きな私としても、そろそろ読まなくてはね。
すると、なんと、なんと、ウワサどおり南イタリアが出てくる、出てくる。
毎日ちょっとずつしか読む時間がないのだが、
南イタリアの都市名が出てくるたびに、
「あー、あそこか!へ~~~~!」
とワクワクしてくるのである。
ローマからプーリアに行く途中の町「ベネヴェント(良き風)」が
もともとは「マルヴェント(悪い風)」という名前だったなんて!
(そういう妙なことばかり頭に残るのよね!)
昔、日本の歴史、世界の歴史、を問わず、
少女マンガには歴史ものの長期連載が結構あったように思う。
(「日出処の天使」とか、「王家の紋章」とか)
当時はちょっと難しくて流す程度にしか読んでなかったが、
今頃になってもう一度読んでみたくなるのであった。
私の心の奥底には深い憧れがある。
憧れであって、もう今更実現させるのはムリというもの。
生まれ変わったらそういう人生を、なーんて思ったりして。
ほんとに、ほんとに、
興味ある国の歴史をたどって本(漫画含む)を書くなんて、
最高に贅沢な人生だと思う。