プーリア最南端の町・レウカ三昧(7)  の続き。


さて、レウカから北上する前に、

私が経験した5月初旬のレウカの様子を書こうと思う。


私が泊まったホテルはこのシリーズの

プーリア最南端の町・レウカ三昧(1)  でご紹介したとおり

レウカの海岸沿いの一番目立つ位置にある。


メーデーの5/1のお昼に到着した時は

ホテル前の海岸沿いにはうじゃうじゃと人がいて、

ホテルの室内にいても通りの喧騒のせいでうるさいくらい。


レウカはプーリア最南端の町なんだから当然メジャーな町で、

レストランも選り取り見取りなんだろう、と思い込んでいた。


それに到着時の海岸沿いの賑わいのため、

「これは夜の食事が楽しみだ」という雰囲気もあった。


また、私の数少ない真夏のプーリアの町中の経験でも

夜のプーリアの町は賑やか、という刷り込みがあった。


真夏のプーリアの町って、昼間普通に歩いていると、
「人が住んでいない廃墟かゴーストタウンにちがいない!」

と思うくらい人っ子一人いなくてシーンと静まりかえっている。

お昼時にそんな廃墟のような路地裏を歩いていると、

美味しそ~うなパスタのトマトソースの香りが漂ってきたりする。

そう、各家庭でお昼ご飯の支度をしているのだ!


人は見かけないけど匂いのせいで人の気配を感じる、

それが私にとってのプーリアの小都市だ。


そして、夜になると、昼間の雰囲気からは想像もつかないくらいに

老人から赤ちゃんまで沢山の人がワラワラと町中に集まってきていて、

夜中過ぎまで大賑わい。


なので、レウカの5/1の昼間~夕方の賑わい↓を見て、

夕方賑わうレウカ

これは夜も期待できるぞ~!

レウカはプーリアの他の町よりもすごいかも~、

と思い込んでしまった。


ところが、である。


いざ暗くなって食事できそうな店を探してみると、

のきなみレストランは閉まっているのだ!

えええええっ、どういうこと!?

そっか、ウワサどおりメーデーはレストランは閉まってるのかー!


というわけで、

結局、ホテルのレストランで食べることになった。

実はこの後も結局ホテルのレストランで食べることになった。

なぜなら、

5/1は夕方まで賑わっていた海岸通りも、

5/2以降は人影まばら。

団体の観光客が押し寄せる昼間はまだしも、

夜はシーンと静まり返っている。


レウカってやっぱり所謂「観光地」、「リゾート」、「別荘地」かも?


夜賑わうのは普通の田舎町かも?

真夏のレウカはリゾートらしく夜中でも賑やかなんだろうと思う。

(あくまで想像)


ただ、真夏のバカンスシーズンじゃなかったおかげで、

レウカのホテルではとても親切にしてもらえた。

昼も夜もこのホテルできっちり食事してしまった私達・・・。

当然、地元のワインもしこたま飲ませていただきました。

また、ホテルの従業員が日本語のパンフレットを持ってきて、

あまり言葉の通じない私達にあれこれ話しかけてくれたりもした。


そして何より嬉しかったのは、

チェックアウトで料金清算したとき、

「夜の食事分だけでOK」と言われたこと。

あんなに食べて飲んだのに夜の分だけでいいの?わーい、わーい。


料金面を含めて春のレウカではとっても心地よいレーズナブルな

2泊3日を過ごすことができました。


だからというわけでもないけど、

また「春」にレウカに行きたいな、と思っている。


さて、次回はレウカの観光地を紹介しようと思う。