なんとかやっとこさパトゥーを通過できたので、
レウカからオトラントへの北上を続けることにする。
パトゥーという誰も知らないかもしれない小さな小さな観光地での
興味深い経験を終えた後は、ひたすら東海岸を北上。
この海岸沿い、言葉では表せないような風光明媚な景色が続く。
車の運転ができる方であれば、
プーリア東海岸のドライブを強くお奨めする。
うっとりとした気分で風を感じながらドライブしていると、
"Grotta Zinzulusa"っていう看板が目に入ってきた。
Grottaって、『洞窟』つまり『鍾乳洞』だよねー。
ちょっとステキな響き・・・。
当然のことながら、プーリアのカステラーナ・グロッテは訪問済み。
マルケ州にあるフラサッシのグロッテも言うまでもなく訪問済み!
『洞窟』、日本でもフラフラ~とドライブ旅行していると
看板が目に入ることがある。
初めて訪れたのは、○十年以上前の秋芳洞。
そのほか各地のあまり有名でないところもちょこちょこ訪問した。
そういう穴倉って妙に寄ってみてみたくなるのだ・・・。
ただ、今回は先を急いでいることもあったし、疲れていたしで、
ちょっと私は億劫だったりした。
しかし、相方は、どうしてもどうしても寄りたいらしい。
しょうがない、とりあえず近くまで行って様子を見るか。
坂道を降りて、洞窟前の駐車場に行ったが、ほとんど車は無い。
えーーー、なんとなく面倒くさくないかぁ?
だいたいさー、
洞窟見学自体、今、やってるのかしら、観光客っぽい人いないし。
と、ウダウダごねてたら、
相方はイタリア語を全然まっーたくしゃべれないくせに
いつの間にかチケット売り場に様子を聞きに行ってしまった↓
(写真中央の木製の部分がチケット売り場)
チケット売り場にはおじさん一人。
当然のことながら英語は通じないので、
身振り手振りでなんとか料金を聞いてきた上、
どれくらいの時間で洞窟見学ができるのかも聞いてきたらしい。
すばらしい!そこまでされたら、一緒に見学するしかないかな。
こういう洞窟はガイド付きじゃないと見学不可。
結局、
北欧から来ているバイクで旅行中の金髪カップルと私達との4人で
現地の若者ガイド付きで見学することになった。
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誰がガイドするのかなー、と思ったら
上記の建物脇にあるバールでだべってた若者のうちの一人が
スクっと立ち上がって案内してくれた。
とても仕事のために待機してるとは思えなかったょ。
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見学者4人ともイタリア語おぼつかないのに
イタリア語オンリーな女の子のガイドツアー。
ガイドの子、くじけずしゃべり続ける明るい子でよかった。
洞窟へはこういう階段を降りていく↓
わっ、ステキな海の色。
洞窟内部はどこの洞窟でも同じかな。
でも細くて寒い通路を意味の分からないガイドを聞きながら
歩いてるとほんとワクワクドキドキの連続。
北欧カップルと英語で適当に会話しつつ
(ガイドさんとはしゃべれないので・・・)
皆ノリノリで、キャー、とかワーッとか、オオーッとか
大げさに驚きながら見学した。
「アクアドルチェ」の意味も初めて知った(汗)。
そんなこんなで楽しいツアーを終えて洞窟から出てくると、
このへんの海岸を案内するおじさんのボートが待機中↓
到底イタリア語通じなさそうな私達には
ぜんぜん呼び込みしてくれなかった。少し残念。
北欧系な二人にはちょっとだけ話しかけてたけど、
やはり断られていた。
何かと楽しいプーリア東海岸ドライブ。
まだまだ続きます。
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実は、今、人生において最大級に時間が足りない状況にある。
プログ書いてる暇あったらアレやらなくちゃ、とは思う。
でもついつい書いてしまうのは、
たぶん、現実逃避したいんだよね、きっと。