レウカ~オトラント(7)/内陸編その4(パトゥー) の続き


なんとかやっとこさパトゥーを通過できたので、

レウカからオトラントへの北上を続けることにする。


パトゥーという誰も知らないかもしれない小さな小さな観光地での

興味深い経験を終えた後は、ひたすら東海岸を北上。


この海岸沿い、言葉では表せないような風光明媚な景色が続く。

車の運転ができる方であれば、

プーリア東海岸のドライブを強くお奨めする。


うっとりとした気分で風を感じながらドライブしていると、

"Grotta Zinzulusa"っていう看板が目に入ってきた。

Grottaって、『洞窟』つまり『鍾乳洞』だよねー。

ちょっとステキな響き・・・。


当然のことながら、プーリアのカステラーナ・グロッテは訪問済み。

マルケ州にあるフラサッシのグロッテも言うまでもなく訪問済み!


『洞窟』、日本でもフラフラ~とドライブ旅行していると

看板が目に入ることがある。

初めて訪れたのは、○十年以上前の秋芳洞。

そのほか各地のあまり有名でないところもちょこちょこ訪問した。

そういう穴倉って妙に寄ってみてみたくなるのだ・・・。


ただ、今回は先を急いでいることもあったし、疲れていたしで、

ちょっと私は億劫だったりした。

しかし、相方は、どうしてもどうしても寄りたいらしい。


しょうがない、とりあえず近くまで行って様子を見るか。

坂道を降りて、洞窟前の駐車場に行ったが、ほとんど車は無い。


えーーー、なんとなく面倒くさくないかぁ?

だいたいさー、

洞窟見学自体、今、やってるのかしら、観光客っぽい人いないし。


と、ウダウダごねてたら、

相方はイタリア語を全然まっーたくしゃべれないくせに

いつの間にかチケット売り場に様子を聞きに行ってしまった↓

(写真中央の木製の部分がチケット売り場)


グロッタ・ツィンズルーサ1


チケット売り場にはおじさん一人。

当然のことながら英語は通じないので、

身振り手振りでなんとか料金を聞いてきた上、

どれくらいの時間で洞窟見学ができるのかも聞いてきたらしい。


すばらしい!そこまでされたら、一緒に見学するしかないかな。


こういう洞窟はガイド付きじゃないと見学不可。

結局、

北欧から来ているバイクで旅行中の金髪カップルと私達との4人で

現地の若者ガイド付きで見学することになった。

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誰がガイドするのかなー、と思ったら

上記の建物脇にあるバールでだべってた若者のうちの一人が

スクっと立ち上がって案内してくれた。

とても仕事のために待機してるとは思えなかったょ。

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見学者4人ともイタリア語おぼつかないのに

イタリア語オンリーな女の子のガイドツアー。

ガイドの子、くじけずしゃべり続ける明るい子でよかった。


洞窟へはこういう階段を降りていく↓

グロッタ・ツィンズルーサ1-2


わっ、ステキな海の色。

洞窟、一体どんなんだろう、ワクワク。↓
グロッタ・ツィンズルーサ2

さ、いよいよ洞窟内へ。↓
グロッタ・ツィンズルーサ4


洞窟内部はどこの洞窟でも同じかな。

でも細くて寒い通路を意味の分からないガイドを聞きながら

歩いてるとほんとワクワクドキドキの連続。


北欧カップルと英語で適当に会話しつつ

(ガイドさんとはしゃべれないので・・・)

皆ノリノリで、キャー、とかワーッとか、オオーッとか

大げさに驚きながら見学した。

「アクアドルチェ」の意味も初めて知った(汗)。


そんなこんなで楽しいツアーを終えて洞窟から出てくると、

このへんの海岸を案内するおじさんのボートが待機中↓


グロッタ・ツィンズルーサ3

到底イタリア語通じなさそうな私達には

ぜんぜん呼び込みしてくれなかった。少し残念。

北欧系な二人にはちょっとだけ話しかけてたけど、

やはり断られていた。


何かと楽しいプーリア東海岸ドライブ。

まだまだ続きます。

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実は、今、人生において最大級に時間が足りない状況にある。

プログ書いてる暇あったらアレやらなくちゃ、とは思う。

でもついつい書いてしまうのは、

たぶん、現実逃避したいんだよね、きっと。