色んな国の言葉を話す活動をしているのですが、

以前、一緒に活動している方が言っていたこと。


「口が勝手にまわるようになった」


それを聞いたとき、

何度も声に出しているから、

その言葉を覚え始めたんだろうな・・

って、単純に考えてた。


でも、ただそれだけじゃないんだと思うようになった。



人間の体って、本当に無限の力を持っていて、

使えば使うほど学習する生き物なんだと思うようになった。

そしてその逆も然り。

使わなければ退化していくだけ。



身を以て気付いたこと。



最近、口が回らない。

記憶力が著しく衰えてる。

体が硬い。

体力がなくなった。

ピアノを弾いても指がまわらない。

絶対音感がズレはじめた。



自分が日常生活の上で、

必要最低限しか使っていないせいか、

これら全て退化していってる。


裏を返せば、

使えば使うほど能力が上がるはず。



話は戻り、

言語も同じことが言える。


聞き慣れない言語は、

聞こえてこない。

聞こえてきたら、声に出す。

声に出すが、口が回らない。

ひたすら声に出して口を動かせば、自然と口は動くようになる。


つまり・・



言語に関しては、とにかく聞く・声に出すの繰り返し。

意味を考えるのはその後。

同時に意味も理解出来ればそれに越したことはない。


視力も同じことが言える。

眼の筋力を鍛えれば、自然と見えてくるのではないだろうか。


全てに共通して言えること。



歳を取ったというのは言い訳。

ただ自分がずるくなっただけ。

体は欲しているのに、その要求に応えようとしていないだけ。


不要な物なんて一つもないのだ。

頭の先から指先まで使ってあげなくては。

ある程度のことは、誰だって何でも出来るはず。


私はそう思ってる。

無限の力を信じたい。



ただし、心・体の休養あっての話だけどね。