新規携帯コンテンツの
開発スケジュールは
おおむね順調
しかし、肝心の
コンテンツの中身の方は
まだあれよこれよと
連日ブラッシュアップ中
コンテンツは
作れば作る程に
よく分からなくなるもので
俯瞰してみたり、近寄ってみたり
人の意見を聞いてみてり、聞かなかったり
平凡に考えてみたり、極端に考えてみたりで
大変忙しい
スケジュールがタイトなのは大変だけど
思考のループに歯止めがかかる点では
ありがたいものでもある
前に何かで読んだ漫画家の話
「良い漫画ができた条件」のひとつに
「タイトな締め切りがあった」
と、いうことをあげていたことに興味を持った
良いものをつくるのに
時間をかけすぎることは悪になる場合もある
あと
できることは神頼みくらいか
ということで
笹の葉を買って来た模様
「願い事なんて無いなあ」
とか言いながら
3つも願い事を書いてしまった
- PLUTO 8 (ビッグコミックス)/浦沢 直樹
PLUTOが単行本で完結した
テーマも重めで
スカッとした漫画ではないけれど
売れているようす
ロボットものは
共通して「寂しさ」が漂っていて良い
多くの場合ロボットは
人間の希望や欲望を具体化した
存在として描かれる
空が飛べるとか、死なないとか
そのロボットの「完璧」な部分と
「心がない」などの欠けている部分との対比や
完璧すぎるがゆえの悩みなどが
観る人の涙を誘う
登場する人間たちの人間らしさも際立つ
999のメーテルの「寂しい」は
オーラからして半端ない
死ぬことのできないメーテルは
テツロウに言う
「私は思い出の中にだけ生きる女だから、、」
PLUTOは
本編が良かったのはもちろんのこと
漫画の奥深さを感じさせられる
巻末のあとがきが素晴らしい
PLUTOの暗さと、あとがきを読めば
「アトムと浦沢でいけば
どっかーん、と行くんじゃない?」的な
安易な企画には到底見えない
浦沢×長崎ブランドで1巻は買うにしても
最終巻まで売れて
しっかり当てたのはすごいことだと思う
あやかりたい、あやかりたい