五月も終了しました。
今月も矢のようにすぎていきました。

今月の出来事として衝撃だったのは
Denaの南場さんが社長を退任されたことで、
いろいろなことを考えさせられました。

ひとつはまさか思ってもいないことが
起こるということ、そして自分の人生もそれによって
大きく変わる可能性があるということ

個人的にもDena社とのお付き合いは古く、
最初はサイバー設立の年かその次の年に
Dena社設立の新聞記事を見て
アポ電してネット広告の営業に伺いました。
アポは近くの喫茶店で行われ
担当のWさんは大盛りのカレーを食べながら、
デザートにコーヒーシロップをなめていました笑
南場さんが段ボールで仕切られた手作り感のあるオフィスを
自慢して紹介してくれたこともありました。

ネットプライスモールでは
オークションシステムに
ビッターズを採用させていただき
南場社長を含めた多くの方と実装に向けて
ミーティングを何度も何度も重ねました。

同じ時期に南場さんの旦那様とお仕事をご一緒させて頂き
ネットプライスの立ち上げのビジネススキーム作りにご協力頂きました。
宇野社長とともに朝までミーティングにお付き合い頂いたこともあります。
一日も早く快方に向かわれることをこころより願います。

ビッダーズはオークションとしては完全に後発で
客観的に見て成功の難しいビジネスだったけれど
Denaのみなさんの情熱的にひとつひとつのことを
解決しようとする姿勢がとても印象的でした。
ネットプライスモールとビッダーズのシステムの結合や
個人間取引の規約の問題など
気が遠くなるような課題があり
こちらが匙を投げそうになったことがありましたが
最終的にはなんとか実現して頂きました。

その後Dena社は
ビジネス的に苦労された何年かの後に
モバイルに舵をきってから快進撃を続け、現在に至ります。
そして業界はスマホ化、グローバル化の大きな転換期にあります。

個人の考えを他人が量ることはできないし、余計な話しだけど
経営者としてはこれからが更に力を試したいところ
という思いは少なからずあることと思います。
でも、二者択一の選択を迫られるタイミングがくるのが人生なのでしょう。
南場さんの選択は個人的にとても尊敬します。

何を大事にするかは人によって違うし、時によっても変わる。
何が起こるかは分からない。
私自身、ビジネスを一生懸命やろうと思っている今は
とにかく悔いの無いようにやろうという思いを新たにしました。

考えたことの二つ目には
南場社長が退任されてもDena社には経営に大きくは影響がないだろう
と思ったこでした。
当社だったらどうだろうか?
(やめさせたいわけじゃあないです笑)
強固な経営体制づくりに向けて
私を含めた役員、幹部は更なる成長と当事者意識が必要だと思いました。

また、社長になる守安さんの
役員になったときからDenaの社長になりたいと思って仕事をしていた
というコメントを見て少なからず刺激を受けました。
タイプもあるけど私はそう考えたことはなかったので
ガツンと来るとても新鮮な感覚でした。

業界のメインプレイヤーでいうとほぼ初めての代替わりだと思います。
この変革期にあっては業界にとって
良い刺激と変化をもたらすと思います。
我が社の流行りはセッサタクMAXですが、
業界も切磋琢磨してネットビジネスを日本の根幹産業へと盛り上げていきたいです。