「ストロングサバイブ!」
今日の締め会資料のひと言欄に書いた言葉です。

時々役員会で社長の口からでる単語で
そのままの意味は「強者が生き残る」ですが
今日私が伝えたかったのは
最終目標を見誤らないで欲しいということです。

なぜそんな当たり前のことを言うかというと
ビジネスの過程におこる多くの障害や
次々繰り出される施策に目を奪われて
肝心な最終目的を忘れてしまうことは意外に多いからです。

特に組織が大きくなっているときは
組織拡大自体に目的意識を見いだしたりしまったり
効率的に運用することを目的と勘違いしてしまったりします。
文化、ノウハウの共有のために飲み会などの交流会などをすることも
目的あってのことです。

その数々の施策の結果
どんなに上手に障害を乗り越えても
すばらしい組織をつくっても
最後にビジネス的な勝利がなければ
どんな慰めの言葉があっても何も残りません。
もちろん諦めなければビジネスに終わりはありませんが。

また
事業責任者だけが最終目標を意識するのでなく
すべては最終的、継続的なビジネスの成功を目指している
ということを一人でも多くの人が念頭に置いている組織であれば
ゴールに向かって柔軟でスピードのある強い組織になると思っています。

市場のスピードは私たちが想像しているよりも早いことが多く
待ってはくれません。
SAP事業、スマホ事業ともにこの一年がとても大事だと考えています。
SAPはこれからより淘汰が進み、スマホは業界の先陣を切れるかどうかが
決まります。

あれもこれも憂鬱なことばかりに聞こえますが
一方で
こんなエキサイティングなビジネス環境はないと思っています。
私はサイバーを始めてから何度か経験しているので分かりますが
しばらくして振り返ったときにこの分野の激動ぶりはすごかったね。
と必ずなります。
経験上こういうときは成長がとても早いです。
育っていく市場と事業の成長スピードに遅れまいと
必死に食らいつこうとするからだろうと思います。

私自身もこのビジネスを通じて
よい組織をつくったり良い人材を育成できたとしても
何より成果で後悔をしたくないので
必ずビジネス的な成功を収めるという目的にこだわっていきたいと思います。

6月もお疲れさまでした!