社長のブログにある通り

役員合宿で当社での新しい働きかたの概念を体現する制度を
実施することが決定しました。

この制度は当社が21世紀を代表する会社を創る、という
ビジョンを達成するために大きな役目を果たす施策だと
個人的に思っています。

経験上、短期的に組織と事業を成長するには
近くて分かりやすい目標設定と単一価値観の組織が手っ取り早いです。

ただそれだけでは事業の幅と環境の変化に対する柔軟性にかけ、
結果スケールにかけてしまうと思います。

抽象的でかつ高い価値観に基づいて組織を拡大化していくには
統一された抽象的な価値観の一歩手前で
多種多様な価値観を許容できる組織が必要だと考えています。

具体的にどういうことかというと
21世紀を代表する会社を創ろう、という大きなビジョンが
組織全体として統一されていても

・社内の競争環境を勝ち抜いて出世したい。
・業界で価値の高い人間になるために専門性を突き詰めたい。
・そして、会社の成長に貢献したい。

これらすべての価値観にそった働き方が
社内において上下の区別無く尊重されることが大事です。

会社全体としては同じ目的を達成したい同士として
リスペクトしあう大人の組織になる必要があります。
そうして組織的な懐の深さが生まれ、成長し
より高い目標に向かえるのだと思います。

しかし言うは易くで、
分かりやすい目標はコミュニケーションが少なくて済みますが
価値観が多様化するということは、時に多くの対話と
マネジメントの引き出しが必要とされると思います。

これまで当社では人材育成、組織形成を重要事項と認識して
設立当初より長い時間をかけてベースを作ってきました。
なので今回の新しい取り組みも
チームサイバーエージェントで高いビジョンを共有して
表面的ではない
本質的にリスペクトし合う組織をつくれると思っています。