1970年代の自動巻クロノグラフ
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クロノグラフ(Chronograph )とは、懐中時計または腕時計でストップウオッチ機能を備え、時計機能と同一動力源によってストップウォッチ機能をも動作させるものをいう。なお、一部の特殊なクロノグラフでは、ストップウォッチ専用の主ゼンマイおよび輪列を、時計の主ゼンマイおよび輪列とは別個に持つこともある。自動巻もクロノグラフもかなり空間占有率が大きい機構であるため、長らく「自動巻型腕時計クロノグラフの設計製造は無理」とされてきたが、ブライトリング、ホイヤー・レオニダス(Heuer-Leonidas 、現タグ・ホイヤー)、ハミルトン・ビューレン(現ハミルトン)、デュボア・デプラの4社共同で腕時計用自動巻クロノグラフキャリバー「キャリバー11」(Caliber 11 )が開発され、1969年3月3日に発表された。1969年5月にはセイコー(現セイコーホールディングス)がキャリバー6139を発売、ゼニスとモバードが「エル・プリメロ(キャリバー3019)」を開発し同じく1969年9月バーゼルフェアにて発表している。
1973年にはムーブメント専門メーカー、バルジュー(Valjoux 、現エタ)がキャリバー7750を完成させた。キャリバー7750はバルジューがエタに統合された後はエタが製造を継続し、各時計メーカーがベースムーブメントとして多数採用することで機械式時計復興期に大きな役割を果たし、現在もなお自動巻きクロノグラフ・ムーブメントで最大のシェアを占めている。(Wikipediaより)




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