カルト教団に嵌り込むとそれ一択となるため、
辞められないという心理作用があるように思います。

カルト教団以外の世界を持つことが必要だったなと、
私自身の過去を振り返り思いますね。

カルト教団に限らず時間と労力と気持ちを注ぎ込む”何か”が駄目でも、
別の選択肢=”プランB”を用意することって大切かなと今思います。
「プランB」とは

プランBについて卑近な例で言えば、リアルとは違う人格をネット上の
固定したアカウントブログやSNSで交流空間を持つ。

会社や親類とは違う交際の場=サークルやスポーツクラブ、
ボランティアに足場を築くなど。

多面的な顔を持つことがいざっという時に、
意外な力になると思うのです。

外山滋比古さんの書籍で、以下のような文が心に残っています。

「ひとつだけでは、多すぎる。
ひとつでは、すべてを奪ってしまう」。

この一筋につらなる、ということばがある。
いかにも純一、ひたむきで、はた目にも美しい生き方のようであるけれども、
必ずしも豊饒な実りを約束しない。

いくつかの筋とそれぞれにかかわりをもって生きてこそ、
やがて網がしぼられ、ライフワークのような収穫期を迎える。

ひとつだけだと、見つめたナベのようになる。
これがうまく行かないと、あとがない。
こだわりができる。

ところが、もし、これがいけなくとも、代わりがあるさ、と思っていると、気が楽。

『思考の整理学』ちくま文庫より


”代わりがあるさ”って、想える心の余裕がホント大切ですよね。


参考
「プランB」とは

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