「私のしこりは乳腺症!」


病院で専門医に触診、マンモ、超音波で見てもらい、

「乳腺症のような感じです」と言われてから、そんな自信を得ていました。


胸にあるグリグリは普通だとすっかり思いこんでいました。


なので、たびたび彼が

「もう一回検査に行ったら?」

「ちゃんと行った?」

「なんか大きくなってきてない?」と言っていた言葉をスル―し、

ときには疎ましく感じていたこともありました。


また、仕事先で乳がんの話になり、

「私も胸のしこりが気になって検診に行ったら大丈夫でした」というと、

「あの先生が見たなら大丈夫でしょ~」

という別の有名な先生のお墨付きまでもらって、

触れば結構グリグリしているしこりに気付きながらも、

「私のしこりは乳腺症!」の自信が強まっていました。


しこりはいつもあるもので、たびたび触っていたので、

それが大きくなったかもよく分かっていませんでした。


ただただ、いつもしっかりグリグリしていて、

私の胸の中で存在感は大きかったです。


それでも、乳がん検診は2年に1回でいいと聞くし、

もう一度見てもらおうなんて思ってもいませんでした。


ただ彼だけは、よく「大丈夫?」と口にしていたように思います。

「見てもらった先生、やっぱ腕がいいらしいから大丈夫よ」と答えていた私。

ときには「なんで行かないの?」と怒られたこともありました。


そして、2010年の春、仕事で今度は子宮けいがんの先生と会う機会があり、

「子宮けいがんも乳がんも検診は2年に一度でいいと聞きますが、本当ですか?」

「私は胸のしこりが気になって1年ほど前に検診を受けて大丈夫だったので、大丈夫ですよね?行くのも大げさなような気がして・・」というようなことを聞いてみました。


今思えば、「大丈夫」と言いながらも、先生に聞くぐらい気になっていたのだと思います。

その先生は、「気になるのなら、もう一回行った方がいいよ。行かなくて後悔するのは自分だから」と話してくれました。


「そっかぁ、もう一回行こう」と思った気もしますが、

仕事と結婚へ向けての準備の忙しさ、

そしてやっぱり「私のしこりは乳腺症!」の自信から、先延ばしにしていました。


今思えば、もう一回検査に行けば良かった、

あのときも、あのときも…と後悔ばかりが募ります。


春を過ぎ、いつのころからか、膝を立てて座ったときに左胸にあたると

、しこりがぐにゅっとするのが気になってきました。


ときどき、胸がじわ~と痛くなるような気もしてきました。


母に触ってもらいました。

そのときは「あっほんとだ」と言っていましたが、

しばらく経ってから、母が真剣に「お母さん、あのしこりが気になる。

9月になったら一番に検査に行って、もう一度見てもらいなさい」と、言ってきました。


普段、大抵のことは「大丈夫」という母が、真剣に放ったその言葉に、

「そっか、ほんとにもう一回見てもらおう」と決心。


9月10日に以前受診した同じクリニックを電話予約。


「前回もしこりが気になるとのことで来られていますね」と受付の女性。


「もう一度見ていただきたいんです」と伝えました。

今日行きたかったのですが、なんと2週間後の9月24日(金)しか空いていないとのこと。


すごく先なことに不安を感じましたが、まぁ仕方ないかということで11:00から予約。

これも、今思えば、この2週間がもったいなかったなと思います。


ただ、2週間早く分かれば、結婚式まで手術は待てないということで、

結婚式が出来ないことになっていたかも!?

いいタイミングだったと思うしかないのかもしれません。



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