こんばん優☆ & こんばんポノック♪
前作から11年、やっと出たストーンズのニューアルバム。
ただ、事前情報で今回は全曲ブルースのカバーと知った時、ちょっと嫌な予感がした。
しかも元々ブルースのカバーアルバムを作ろうとして作った
わけでもなく、やってるうちに何となく出来ちゃったとか。
案の定、最初は聞いてていまいちピンと来ず困りました。
何だか悪ガキどもがすっかり老け込んじゃったみたいな印象しか感じなくて。
見方によっては原点回帰とか自然体のストーンズとかいろいろな受け止め方が
出来るかと思いますが、ブルース門外漢の自分にはちと渋すぎるかなこれは。
フワッと始まってフワッと終わってしまう構成もどうかなと思うし。
ストーンズのファンって妄信的だから、本音はあんまり否定的なこと言いたくないんです。
「だったら聞くな!」なんて言われたら返す言葉もない。
でもストーンズの新作となれば、今度はどんな凄いアルバムに
なるんだろうとか、否が応でも期待しちゃうじゃないですか。
そういう意味では肩透かしを食らった気もしないでもないっていう、ただそれだけの話で。
とは言え自分はこのアルバム聞きます。聞きまくります。好きになるまで聞いて聞いて聞き倒します。
若い頃はそうやって音楽的な視野を広げていったもんですから。
最近はすっかり、パッと聞いてこれはいい、あれはダメ
みたいな聞き方になっちゃったけど、それはよくない!
それに、何と言ってもこれはストーンズのアルバムなんだから!
でもね、結果的にこれが最後のアルバムになってしまった、なんてことにだけはならないで欲しい。
最後はやっぱりドカンとでかい花火を打ち上げて終わって欲しい。
ミックは73歳でパパになっちゃうくらいだから大丈夫でしょう。
心配なのはチャーリーかな…キースやロンは心配いらないか。
いつまでも待ってますよ、ホントに。
これで後はかつてのパンクみたいに「ストーンズなんてクソだぜ!」
なんていう活きのいい若手が育ってくれれば何も言うことなしです。
では、今日はこの辺でおやすミサティ★