ご挨拶 | 私、自閉症です。

ご挨拶

私が自閉症(アスペルガー)の診断を受けたのはH20年、30歳の時のことです。

診断のきっかけとなったのは、その1年前、4歳を過ぎた息子の自閉症の診断でした。

自閉症、発達障害、そんな言葉を、テレビや雑誌、インターネットなどで耳にすることは増えてきましたが、実際に自分や家族が診断を受けたとしたら・・・、これから一体どうすればよいの?もう普通に生きていくことはできないの?と、途方にくれてしまうことが少なくありません。


自閉症は発達障害の一つです。

脳の障害ですが、人によって現れる障害の特徴も、困難を感じるところも様々な違いがあります。

「自閉症ってどんな障害なの?」と人に聞かれた時、自分や家族の自閉症の特徴を説明することはできたとしても、自閉症という障害そのものを説明することはとても難しいものです。

私は、息子が診断を受けてから初めて自閉症について学ぶようになりましたが、自閉症について学ぶ日々は、「私はどうして、今までこんな不器用な生き方しかできなかったのか?」、その理由が少しずつ解き明かされていく日々でもありました。


自閉症を持っていると生活に様々な困難があります。

「生きるって大変だなあ・・・」、そんな風に感じることも少なくありません。

けれど、自閉症について学ぶうちに、私は、生活にコツがあればよいのだということを知りました。

もし視力が下がれば、自分の視力に合ったメガネを作ります。

それと同じように、自閉症にも個々に合った生活のコツがあれば、とても生活がしやすくなることを知ったのです。

私は、自分なりのコツを一つずつ掴んでいくうちに、「自閉症でも何とかやっていけるんじゃないか」、そんな風に感じるようにもなりました。


今はまだまだ、自分の自閉特徴に振り回され、自分に合ったメガネを作るために試行錯誤を重ねている毎日ですが、このブログを通して、私なりの生活のコツをご紹介することができればと思います。

そして私自身、自閉症を知らずに過ごした自分の生い立ちを振り返ることで、これからの息子の子育てを考えることができればと思います。



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