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さて、今回の記事は四曼相大(しまんそうだい)について書きます。
この四曼相大についても、
「法蔵館」の「密教辞典」からの引用になるのですが、
これは長いので何回かに分けて書くことになります。
前回の記事に書きました三大、
即ち体大・相大・用大の中の一つですね。
では、引用させて頂きます。
しまんそうだい [四曼相大]
密教では宇宙を体・相・用の三大をもって説明する。
即ち六大体大は宇宙の本体論的観察、
四曼相大は宇宙の現象論的説明、
この二大の上における全ての、うごき・はたらき・業用(ごうゆう)・作用を
三密用大として密教的宇宙観を構成している。
密教では能生の六大から生起した宇宙の森羅万象を惣括して、
大曼荼羅・三摩耶曼荼羅・法曼荼羅・羯磨曼荼羅の
四種曼荼羅(略、四曼)に摂する。
この四曼は万法の相状を尽くしているから、
四曼相大という。
今回はここまでです。
次回の記事も、四曼相大について書きます。