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さて、今回の記事は、三密(さんみつ)について書きます。
この三密にのことが、「法蔵館」の「密教辞典」に出ております。
これを引用させて頂きますと、
さんみつ [三密]
身語意の三業を密教では三密という。
即ち身密・語密・意密の総称。
宇宙における総ての作業(はたらき)は、
法身仏自証の境界であり、
衆生凡夫には秘密であるから<密>という。
こう出ております。
中村元著の「佛教語大辞典」にも、三密のことが出ております。
こちらも引用させて頂きますと、
【三密】 さんみつ
密教でいう身・口・意の三業(三種のはたらき)。
その三つが仏のはたらきとみなされるときに、
それをそれぞれ身密と口密と意密と呼ぶ。
仏の身体と言語と心によって行われる行為は、
凡慮のおよばぬ不思議なはたらきであるから、
身密・口(語)密・意(心)密の三密であるとする。
人間の身・口・意の行為は仏の三密にかなって修められ、
またその隠された本性においては、
仏の身・口・意三業と同じであるから、三密という。
仏の三密は全宇宙に遍満しているが、
具体的には四種曼荼羅や仏・蓮華・金剛の三部などに示され、
衆生の三密は身に印契を結び、
口に真言を誦し、
心に本尊を観ずることをいう。
大日如来のさとりの境地。
こう出ております。
今回の記事はここまでです。
次回の記事は、三密用大について書きます。