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さて、今回の記事は、三密用大(さんみつゆうだい)について書きます。



この三密用大について書くと、


これも一回の記事には記事の量が多すぎることになりますので、


この三密用大についても何回かに分けて書きます。




この三密用大についても、「密教辞典」から引用させて頂きますね。





さんみつゆうだい [三密用大]



密教では宇宙の本体、実在の世界を


体(たい)・相(そう)・用(ゆう)の三大をもって、


積極的に具体的に説明している。



即ち六大体大・四曼相大・三密用大である。



三密用大とは、六大体大・四曼相大の上に必然的に起る宇宙の、


うごき・はたらき・業用・作用をいう。



真言密教で三業を特に三密という意味はここにある。



三密とは身密・口密(語密)・意密(心密)で、


顕教の菩薩は六度四摂を修して成仏するが、


真言行者は三密瑜伽の妙行とは


手に印を結び、


口に真言を唱え、


心は三摩地に住する作業であるが、


空海は<三密加持すれば速疾に顕はる>(即身義)といい、


またこれを釈して法仏の三密と行者の三密と相互に加持相応して、


現身に五神通を得て修練すると、


この現実の肉身のままで仏位を証することができると、


金輪時処儀軌・観智儀軌・五秘密儀軌等をあげて証している。





こう書いてありました。



次回の記事も、三密用大について書きます。