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3世紀半ばから6世紀にかけまして、

プロティノスを始祖として展開しましたプラトン主義の一種。


古代地中海における非キリスト教的ギリシア哲学の最終形態でありましたが、

これらと類似の思想傾向を共有しますルネサンスの思想家について

言われる場合もあります。


<新プラトン主義>という名称は、

プラトン自身の著作の内容と、

後代の学派が展開しました様々な思想との相違が文献的に自覚されました

19世紀半ばの造語であり、

当人たちが自称したわけではありません。


エピクロス派の原子論や快楽主義を除きまして、

新ピュタゴラス派、ストア派、ペリパトス学派など

ヘレニズム時代の哲学諸派の多様な用語や学説が取り入れられ、

アレクサンドレイア、ローマ、アテナイ、シリア、

パレスチナ、小アジアを舞台に

古代末期の支配的思潮となりました。





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