トランスプロモーション | 真のアーティストになり時代のカリスマになる方法

トランスプロモーション

トランスプロモーション

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Trance Promotion

宗教状態のようにファンを信者化させ
一般客を巻き込みムーブメントを興すPR戦略。

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どうも、島田です。

東京に行ってました。

かつて舞台演出家として活動されていた
先生と打ち合わせ。

和泉元彌とか假屋崎省吾とか野村萬斎とかの
舞台演出を手がけていたようです。

他にもマイクベルナルドのカミソリのCMとか
東京モーターショーのキャンペーンとか、
スウォッチのプロモーションとか、
柏レイソルのファンクラブの立ち上げとか、、、
まあ、いろいろやられてきた先生です。

で、この先生。

トランスプロモーションという
PR戦略をいくつか手がけていて
なかなか興味深かったので
実際に行なわれた事例を紹介します。

コルクでできた目立った帽子をかぶったエキストラ
30人が山手線に乗って電車内を徘徊し、注目を集める。

コルク帽のエキストラさんたちは、渋谷で降りて、
109に行き、用意された舞台の周りでよくみかける
教祖を崇めるあの動き。

そこへジュディ・オングが派手に登場し、
「魅せられて」を歌う。



コルク帽エキストラさん達は
熱唱するジュディ・オングの周りで
信者としてひれ伏す、、、

というシナリオです。

想像するだけでなかなかおもしろいですよね。

109の前でここまでやったらインパクトがあります。

で、実際にクライアント会社も乗り気で、
準備を進めていたそうですが、
諸々事情があって実行されなかったそうです。

もちろん、代わりのトランスプロモーションが行なわれました。

舞台は原宿。

氷祭りなどでよく見かける
あの氷アートで巨大シャンパングラスを用意し、
ルクプルにゲリラライブをやってもらう。



確かひとり3000円くらいだったかな、
エキストラとして観客(いわゆるサクラです)を集め、
盛り上げてもらい注目を集める。

ルクプルがドラマの主題歌を歌ってた時なので、
97年くらいですかね。

その時に実際に行なわれたプロモーション。

で、こういったPR戦略は費用対効果をみる
広告とは考え方が異なります。

注目を集め、口コミをおこし、認知させる。

インパクトを与えることが狙いで、
リターンは求めません。

イメージ戦略に近いです。

そして、メディアにも情報を流します。

実際にインパクトのあるプロモーションだと
マスコミが取り上げやすいですよね。

こういったメディアへ働きかけ、
拡散させていくのです。

エンドユーザーに直接アプローチするわけではないので、
3000円払ってエキストラを集めて盛り上げてるんですね。

まあ、もちろんお金も準備も必要ですが、
予算がある程度とれ、大きくアプローチしていきたい場合、
こういったトランスプロモーションなどを仕掛けてみても
おもしろいと思いますよ。

宗教の演出。

ぜひトライしてみてはどうでしょうか。


島田

PS

PRを依頼したクライアント会社は
「コルク」「シャンパングラス」などから
なんとなく連想できると思います。