「カンナビノイドは大麻に含まれる化学物質の総称で、60種類を超える大麻特有の成分があります。特にテトラヒドロカンナビノール(THC)、カンナビクロメン(CBC)、カンナビジオール(CBD)はカンナビノイドの三大主成分として知られている。」
人体には、2種類のカンナビノイド受容体が存在し、中枢神経に多くあるものをCB1、免疫細胞に多いものをCB2と言います。ここに、カンナビジオールがはまることによって、さまざまな生理機能が調整され、病気が治ってしまうのです。てんかん、ガン、扁平上皮腫などの疾患が治癒した症例が報告されています。
しかしながら、他方のTHCという成分は幻覚作用があることから大麻取締法によって使用が規制されています。取り締まる側も成分についての知識が詳しくないため、カンナビジオールを輸入した業者さんが、逮捕されてしまうというケースも。
医療用のカンナビジオールの定義は、・THCが含まれていないこと・大麻の実と茎から抽出れたものであること。この条件をクリアしていたことが後からわかって釈放されても、すでに28日間も拘留されていたために職を失ってしまった方もあると弁護士さんが言っていました。