MOTHER2、ホントに良いゲームなんですよね。

先日、声優の中村悠一さんがMOTHER2をプレイする動画が公開されました。

あまりマニアックにならないように、とのことでしたのでMOTHER2未体験の方に楽しそうな雰囲気が伝わってくれると幸いです。

動画では触れていませんでしたが私が付け加えるなら、いわゆるザコ敵との戦闘時に流れる音楽が複数ある(敵の種類によって変わる)、というMOTHERシリーズの特徴についてです。

ここだけはしっかり触れてほしかったなぁ。

音楽、そして音へのこだわりが溢れているのがMOTHERシリーズの特徴ですから。

作曲者の方々がMOTHERの音楽は鬼だったでしっかり語ってくださっているので、そちらもご覧ください。

とはいえ現代的なRPGに比べると直してほしいところもちらほら。

現代の視点で見たときにシステム的に改善されて欲しいところをいくつか述べていきますね。

 

 

1:Aボタンを便利ボタンにする
現代のRPGと最も異なる部分はここでしょう。

当時のRPGはドラクエに倣って Aボタン:コマンド が当たり前でしたが、現代のRPGではAボタンには便利ボタンが割り当てられます。

 

便利ボタン:決定、チェック、扉を開けるなどゲーム内の状況において役割が変化するボタン

 

MOTHER2ではLボタンが便利ボタンに割り当てられていて、これはこれで片手プレイの際は便利なのですが、やはりAボタンにも便利ボタンを割り当てて欲しいところです。

デフォルトですと

A:コマンド/決定、B:ステータス表示/キャンセル、X:地図、Y:なし

ですが

A:便利ボタン/決定、B:ステータス表示/キャンセル、X:コマンド、Y:地図

でどうでしょう?

私は実際にこの配列でWiiU版MOTHER2をプレイしていましたが、非常に快適でしたね。

 

2:だいじなもの、を別枠に
MOTHERシリーズは昔のドラクエほぼそのままのUIを採用している事情もあり、持てるアイテム数に限りがあります。

MOTHERで1人8個、MOTHER2で1人14個です。

後年のドラクエに採用されたふくろもありません。

一見アイテム数は増えているように見えますが、MOTHER2の場合、装備品もアイテム欄で持つようになっているため実質的にあまり増えていません。

そこへクリアに必要な 『だいじなもの=Key Items』 が加わりますから、正直なところアイテム欄の余裕はあまりありません。

MOTHER2には有益なもの、おバカなものも含めて多彩なアイテムが登場するのに持ちきれず使いきれないのはもったいない。

調味料システムなんかもMOTHER2独自の特徴ですがアイテム欄の制約が厳しいためあまり活用されなかったようですし。

せめて、だいじなものを別枠で持てればアイテム管理が随分楽になるのです。

今までプレイヤーがこの問題にどう対処していたかというと、使わなくなっただいじなものは即預かり所送りでした。

そして、預かり所で預かれるアイテム総数もそんなに多くないという隠れた問題点もありました。

 

ネタバレを承知の上で表記するなら下の画像ですと、キャッシュカード、おとのいし、じゅしんでんわ、はえみつ、の4つを減らすことが出来ます。

それ以外ですと、まちのちず、などですね。

ネス、ポーラ、ジェフ、プー、だいじなもの(内部的にはネス、ジェフ、プーに紐づく)

といった感じで並んでいたらスッキリまとまる気がします。

どうでしょうか?

 

3:レアアイテムは1個しか持てないようにする、もしくは捨てられるようにする

以前、ある方とお話ししていて気づかされたのですが、MOTHER2ではレアアイテムで所持品、預かり所ともに全部埋めてしまうと、ゲーム進行に必要なだいじなものが持てなくなってクリア不能になる場合があります。

レアアイテムは、売れない、捨てられないからです。

具体的には、

  1. レアアイテムで所持品、預かり所を埋める
  2. アイテム欄が埋まっているからイベント進行でアイテム(だいじなもの)入手できない
  3. ゲームが進まない(詰む)

 

とはいえ、レアアイテムの入手は1/128のドロップと極めて低確率ですし、レアアイテムの存在を知らずにクリアする方も珍しくありません。

まして、1個入手するだけでも大変なのに2個以上入手する意味が1種類のアクセサリを除いてゲーム上全くないため意図的に起こさなければクリアできない事態になどなりませんが、実際に起こりうる以上は修正しなければいけません。

※最大4つあれば充分です

実は2についてもこの対策に繋がっていて、仮にレアアイテムで所持品などを埋めてしまってもだいじなものが別枠であるならば、アイテム所持数に関わらず問題なく入手できるのでクリアに支障が無くなるというわけです。

実質的に装備なしアイテムなしでクリアできるか否かは別の問題ですが。

 

 

という重箱の隅をつつく程度の改善で今でも遊べるとてもよくできたゲームです。

それがニンテンドースイッチオンラインに加入するだけで遊べてしまう。

良い時代になったものです。

もし、MOTHER3も含めてMOTHER1+2+3のようなパッケージソフトが出るなら私は迷わず買うでしょう。

MOTHER2はそう言い切れるほど私にとって思い入れのあるゲームです。