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はぶてとらんもん! 第13回



(本文)

それからの2週間、みっちりと鍛えられて濃密な時間を過ごす。

「ふぅ・・・あ、大変!もうこんな時間だわ。明日が対局なのに寝過ごしちゃったら大事だわ。」

【ふん・・・心配せんでも連盟から連絡が来るさ。安心して寝れ。】

「ううう・・・どうして優しい言葉とか掛けられないの?」

【ん?そうだな・・・どうしてだろう・・・なるほど~、お前が可愛く無いからかな。】

「うぐぅ~。ど、どうせ可愛く無いわよ!!」

【ん?まあな。しかし、プロポーションはなかなか良いぞ。】

「えっ?ぷ、プロ・・・・どうして・・・」

【あれ?もしかして・・・気がついて無かったとかなのか?・・・・やっぱり馬鹿だったのか!】

「な、何よ!どういう事よ!」

【あのなぁ~。最初に言っただろ。俺はお前が見えているものしか見えないって。】

「うん・・・。だから、何?」

【お前さ・・・いつも風呂はいる時自分の体見ながら入っているだろ?】

「あ!・・・え~~~~~!い、嫌だぁ~~~~!!!」

【今更嫌だって言われてもなぁ~。アハハハ・・・・。】

「・・・・全部・・・見た・・・の?」

【それは・・・自分で考えてみれば解るんじゃないっすか?】

「・・・・きゃぁ~~~~~~!!!変態!すけべ!おすぎのばかぁ~~!!」

【この!おすぎって呼ぶな!!!】

「だって・・・だって・・・やだ!・・・・恥ずかしい!!!」

【ふ~ん・・・こっちは知っていて見せつけてるのかと思っていたんだがな。】

「そんな事あるわけ無いじゃない。絶対嘘だわ!見たかったんでしょ!変態!!」

【あのなぁ~。今の状況考えてみろよ・・・。お前の頭に閉じ込められているんだぞ。】

「だから何?」

【お前の裸をいくら見たって興奮さえ出来ないんだこっちは・・・・。解るか?】

「・・・・何とも思わないって事?」

【そういう事だ。感情はあるんだが・・・どうやらそっちの欲望って言うのは体があってこその物のようだな。】

「ふ~ん・・・・そうなんだ・・・・。」

【ま、そうなんだが・・・女がどういう生活をしているのかは興味があったので、色々と楽しませてはもらったよ。】

「な!何よ~~!!!やっぱり変態じゃない!!!こ、この!おすぎ~~~~!!!」

【だから!おすぎって呼ぶな!!俺は天才名人様なんだろ!敬意を払え!】

「・・・・じゃあ・・・・おすぎ様って呼んだげる。」

【こ、この・・・・いつか絶対後悔させてやるからな・・・。】

「ふ~んだ。もうねよ~っと。じゃあね、おすぎ様~~。」

【うぐぅ~・・・・ああ・・・おやすみ、性交したいわ君!!】

「ぐぎゃあ~~~!!!そんな呼び方しないでって言ったじゃない!!!」

【あら?はぶてました?アハハハ・・・・】

「くぅ~・・・・はぶてとらんもん!」



続く