白いカタクリ

もののふの やそ乙女らが 汲みまがう 寺井のうへの  堅香子(かたかご)の花   
(万葉集・大伴家持)

 

万葉集にあるカタクリをよんだ物です。

万葉集には色々な花が登場しますが、カタクリ属の学名「Erythronium(エリスロニウム)」は、

ギリシア語の「erythros(赤)」を語源とし、赤い花をつけるヨーロッパ原産の種にちなみます。

カタクリは古く「かたかご(籠を傾けたように咲くことなど語源には諸説あり)」と呼ばれ、それが転じて「かたくり」になったともいわれます。

白いカタクリの花は約一万本に一本くらいしか咲かない貴重なもので
その希少性から「私は特別」の花言葉が生まれています。

幸せの目印ともいわれる4つ葉のクローバーに似ていますね。

白いカタクリは秩父あらかわ道の駅から山際の土手に生えています。