第28回宮崎市民短歌大会から | 九州男の歌ブログ

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こころのひびきを紡ぐ短歌あれこれ

 宮崎市芸術文化連盟主催の短歌大会が開催され、短歌連絡協議会に大会の運営が任された。

不肖、私は大会の司会進行を仰せつけられ、スタッフの皆さんの協力のもと、無事

務めることができた。

 選者選賞のトップ宮崎市長賞は


  初夏の河鹿の鳴き声かき消して会話に夢中の山ガールゆく


最近は山ガールという人種が山野を闊歩しているらしい。


 互選賞の1位は


  梅雨晴れの庭のみどりがひかりあう朝にあなたは母となりたり


震災を詠った作品も多く(UMK賞)


  震災地より届きし難聴の子のメール「避難す・怪我なし・幕張は液状化」


震災時の緊迫した状況が生々しく伝わって来る。


 朝霜を背に拓きしとふ亡父の畑農継ぐ子なくヒメジョオン咲く(副市長賞)


霜は足で踏むもので、背に受けるかあ ? という意見もあったが、暖かい南国の

人は経験がないので、理解出来なかったかも。


因みに、小生の歌はまったく日の目を見なかった。


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