2012「へちま座」「世詩凡」新年合同句会から | 九州男の歌ブログ

九州男の歌ブログ

こころのひびきを紡ぐ短歌あれこれ

 外は冷たい雨でも、会場は熱気に包まれ楽しいひと時を過ごした。
特選句
     決断へきっちり結ぶ朝の髪       (せつよ)
     訪れる人無き里の門構え        (吟 友)
     赦してる母は門灯つけて待つ      (せつよ)
     華のある人生だった母の背       (午 酔)
     巣立つ娘の父を孤独にする華燭    (連 図)
  さすが、せつよさん 特選を2句とり大健闘

準特選句
     朝市が失意の街の玉手箱        (醸 成)
     オペの朝 出逢った頃の妻がいる   (喜楽良)
     常套の賀詞言い難い辰の朝      (並 児)
     故郷の朝餉ほのぼの母の味      (海 舟)
     娘の門出父はだんまりひとり酒     (英 坊)
     死神を門に待たせて傘寿くる      (並 児) 
     華麗に生きた女の灰の一握り     (せつよ)
     恋百態映すおんなの万華鏡       (まゆみ)
     華やかに生きて見せます未来地図  (醸 成)
入選句から
     新聞が届いて朝が動きだす       (英 坊)
     ごめんねと素直にいえた朝が来る   (敬 女)
     妻と子の居場所が温い門である    (吐 夢)
     ふるさとの門は広くてほろ苦い     (九州男)
     少子化に私立の門が痩せてゆく    (楼 太)
     割ぽうぎ着ても華ある人でした     (凡 樹)
会長賞
     銀盤に火花を散らす華の笑み     (峰 楽)

  前回、連図会長の靴を間違えて履いて帰った峰楽さんが獲得
総合では せつよ さんがトップ、小生は6位に甘んじた。
でも、ビンゴゲームで天然蜂蜜をゲットしたのでよかった。
来年はがんばるぞ!!。