インターネットで知り合った人は「偶然」という言葉がよく似合う。


お互い何も知らないのに、近くにいると話をする。


別々の空間、別々の時間を生きている人同士が、同じ時間に偶然インターネットを開く。


例えばゲームの中の世界は言葉がすべて。


顔も見えない中で何故か仲良くなっている。


きっかけは同じ時間を過ごしたこと。


その中で色々な話をしたこと。


依存と呼ばれればそれまでだけれど、人間だもの。


機械みたいな単調な反応じゃなくて、ちゃんと生きている人間が打ち込む言葉。


考えて、悩んで、答えは出なくても・・・それは繋がっているということ。


偶然の世界で繋がった人は崩れやすい。


だからこそ、会えるその時を大切にしたい。


例えば明日のこの場所に私がいないかもしれないのだから。


そう考えると偶然は奇跡だと思える。