唯一の証手放すとき 虚を掴む掌 何望む?

最愛の夢を視た朝は 故に朝日を 濃く恨む


求めることは易けれど 失うもののほうが多い

微かに残るこの香り 辿るべき場所へは 誘わない


あの日あの場所懐かしみ 無垢なその笑み 頼りなく

抱けるこの手は紅く染む 断ち切れぬ絆 引き換えに


強さに溺れ見失う 真に大切なモノ達を

修羅と堕ちてく我が身 続く足跡には 闇が富む


弱い心を隠すため 貴方には辛いと言えない

遥かな憂い果たすのは 昨日だけを救うためじゃない




揺らいだ瞳焦がすのは 虚に浮かぶ唇 触れる指

永遠の影を視た夜に 月は何処へ 連れて行く?


手繰る運命は霞みゆく 手繰られ遊ぶ己が身に

僅かに過ぎる君の魂 導く場所には 滅ぶ我


視えぬ逢魔に囁かれ 儚く重い太刀 涙に

濡れゆく想い果たされず 今日だけが一人歩きする



弱い心で見えたもの 現実へ手招くその指


夢幻は彼方へと 霞んでく視界は捉える

優しい声と帰る場所 やっと気付く 血で濡れた手は


傷を負った 心から溢れていたのだと・・・







・・・文才ない上に、お目汚し失礼しました・・・