こんにちは。井上貴美です。
家庭内別居は奥さまと、ご主人の考えの違い、感じ方の違いが重なって起きることも多いのです。
こちらは、ある一例です。
ご主人に言われなくても家事をするのは当然、子どもの世話も当然、とばかりに、一生懸命、妻として母として家族に尽くしてきた奥さまです。
ところが、ふだん家では、ゴロ寝でテレビばかりみている、ご主人。
ある日、奥さまの頭に、ふと、ある考えがよぎりました。
「私は、これだけのことを一人で、してやっているのに、あの人は家で寝てばかり。これでは、あまりに不公平だわ!」
ご主人は毎日、決まった時間に出勤し、同じ時刻に帰宅しています。
家に帰れば、もう今日は何もしなくてもいい、とばかりに、ほとんど動きません。
休日も自分から何かしようという雰囲気はありません。
会社で仕事をしているのは理解できても家で、ゴロゴロしてばかりいる、ご主人を奥さまは許せない、と思うようになりました。
「私は朝だろうが、昼だろうが、夜だろうが関係なしに働いている。」
そう思うと怒りが込み上げてきたのです。
ある日、とうとう、寝ている、ご主人へ声を荒げてしまいます。
「あなたは寝てばっかりじゃない!私は、いつも働いているのよ!」
突然そう叫ばれた、ご主人は青天の霹靂(へきれき)です。
「いきなり、何を言い出すんだ?俺が何をしたって言うんだ!」
と理解できない様子。
それは、そうです。今のいままで普通に過ごしていたのが急に奥さまが豹変したのですから。
心の準備もなにも、ありません。
奥さまは、奥さまで、我慢の限界!と、これまでのうっぷんを、ぶちまけた瞬間なのでした。
理解できないと永遠に続く夫婦の、すれ違い
ここからが問題なのです。
奥さまは自分の積もり積もった不満を一言、言いさえすれば、ご主人が分かってくれて、いくらかでも謝り、家事や子どもの世話を手伝ってくれるものと思っていました。
ところが、ご主人は謝るどころか、かなり怒ってリビングから出てしまいました。
奥さまは起きるべき結果と違うので、モヤモヤしています。
ご主人は何が何だか分からなくて怒っています。
このような両者の受け止め方の相違が積み重なると、お互い相手に対して不満が、つのってきます。
ついには家庭内別居に突入、ということにも、なります。
もし上記の文章を別の、ご夫婦が読んだとしても同じように奥さまと、ご主人とでは意見が分かれるかもしれません。
奥さまは
「こんなの、怒って当たり前でしょ。」
と思うでしょう。
ご主人は、
「どうして旦那が怒られるんだ?意味が分からない。」
と同情するでしょう。
あなたは、お二人のすれ違いが、なぜ起こったか、分かりますでしょうか?
理解できる、あなたは、きっと、ご主人と、よりよい、コミュニケーションが出来ているでしょう。
分からない、私も同じように言うに違いない、と思っている奥さまのあなたは、ご主人に、どうすればいいか考えてみて下さいね。
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