全自動食器洗機を使い始めて、20年あまり経つ。仕事と家事と育児に追われていた私は、職場の同僚(男性)の強い勧めで購入した。まだ、日本オリジナルの製品はなく、ドイツのボッシュ社の製品をそのままパナソニックが売っていた時代だった。でも、このおかげで、私の家事負担は軽くなった。今の食洗機は二代目で平成19年に購入した。1代目が10年以上保ったので、二代目もそれくらいは保つだろうと思っていたが、なんと水漏れしだした。食器を無理に食洗機に押し込んだせいでノズルが曲がってしまい、ノズルがうまく回らなくなったので、ひもで結わえた後に水漏れしだした。てっきりそのせいだと思い、あれこれノズルを触るけれど一向に直らない。排水ホースが下に垂れていたので、それが原因かと思い、真っすぐにしても1回は水漏れが減るが次回から同じ。使用説明書にも、水漏れのことなど一言も書いていない。夫は、3代目を買おうと言い出した。(私の父は、電気製品などがおかしくなるとあれこれ考えて直していたので、男性はそんなことをするもんだと思っていたが、どうもそうではない男性もいるらしく、私の夫はすぐにあきらめてしまう。)私も、水漏れの具合を見ていたらパッキンの劣化が原因ではないかと思ったので諦めた。でも私は父の血を引いたのではなく、今年からパートになったので単にお金が惜しくて最後のあがきをした。修理の鉄則、「そうじ」である。歯ブラシを持ち出して、パッキンをゴシゴシ掃除した。すると、汚れが固まりになってパッキンの間にたくさん入り込んでいた。そういえば新聞に食洗機のパッキンは細菌の温床でピンク色の汚れは細菌だと書いてあったのを思い出した。でも、最後に高温乾燥するし問題はないだろうと無視していたのだ。なんと、パッキンの掃除後水漏れはしなくなった。食洗機の細菌は、食中毒ではなく水漏れを引き起こしていたのだ。それにしても、1代目はそうじなんかしなくても10年以上保ったのに、見た目のおしゃれな二代目はあちこちに汚れが溜まりやすい。何はともあれ、出費が無くなった事がラッキー!!執念の勝利だ~