いつから放置してるんだかもう記憶にない、ブログ開設3日目に仕掛けた罠への自爆ドボン作。読み直すだけでは書けない気がしてきたので、修正しながら1話から順にアップしていきます。
素敵な獲物さん作でなくて、ほんと申し訳ないです。(´・ω・`)
魔人の駄作なんて、興味ないし!という99パーの方はバックプリーズ。
暇つぶしのために読んでやるぜ!という勇者さんのみ読んでくださいね。(;´▽`A``
ちなみに、こちらの1話は、【リク罠13】書き逃げdeコラボリク罠「逃げる彼女をつかまえろ!」というリク罠にもなっています。(リク罠リスト&逆引きドボン作品記録<1>に収納) この1話の続きを、魔人とは違う話の展開で書いてくださる獲物さんも募集中です。
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逃げる彼女をつかまえろ!第1話
「はぁ~~」
撮影現場に入ってからまだ1時間も経っていないというのに、憂鬱な色をその大きな瞳に滲ませながら、本日10回目のため息をつく、うら若き乙女、最上キョーコ18歳。
この1ヶ月間についたため息の数は数百どころか、数千回に上る。
「ため息の数だけ幸せが逃げるっていうなら、私はもう不幸のどん底ね」
その多さを自覚しながらも、ため息をつかずにはいられない、ここ1ヶ月間の出来事を思い返そうとして……やめた。
ため息が増えるどころか、仕事をこなすための気力まで奪われてしまいそうで。
「このままじゃ駄目よ、キョーコ!」
より深みへと、沈み込みそうになる気持ちを奮い立たせるため、自らに喝をいれる。ここ数日考え続けて出した答えを、実行するために。
「ラブミー部は卒業できなくても、敦賀さんからは……卒業すべきだわ!いくら先輩とはいえ、いつまでも頼りきってて良い訳ないもの!」
「まだまだ新人ではあるけれど、今年で3年目。高校だって来年には卒業だし。自立して、なんでも一人で解決していけるようにならないと!」
「でも、娘でもないのに、貴方から自立しますとか、卒業します!なんて宣言するのはおかしいわよね?それによ?今のあの敦賀さんに私がこう思ってることを気づかれてしまうのも危険じゃない?」←想像でガクブル中
「ううう!!想像しただけで悪寒が!!駄目だわ!!絶対に知られちゃ駄目!ここはひとつ、ごく自然に!!敦賀さんには絶対に気づかれないように!!いつのまにやら巣立ってました・・・的な感じで自立を成功させなくちゃ!」
「あの人から離れるには、避けるだけじゃ駄目。やっと把握できるようになってきたあの人の行動パターンからして、怖い思いをするだけよ」←思い出しでガクブル中
「自然に、ごく自然に離れるには、そう!私がもの凄~~く忙しくなればいいのよ!」
「本当に忙しくなれば、お話する暇も、お食事をつくる機会もなくなるに違いないんだから!」
ブツブツと頭の中で考えていることを呟いてしまうのはいつものこと。
でも、今日は珍しくも自覚してそれを行っていた。
自分自身にキッチリ言い聞かせるために。
「ため息をつくだけの日はもうおしまい。明日からは自立した大人の女性を目指すんだから!いいわね、キョーコ!!」
自らを鼓舞するかのように握りこぶしを頭上に突き上げ、自分へのいい聞かせを終了させた少女の瞳はすっかり輝きを取り戻していた。この1か月間の陰りが嘘の様に。
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
「なぁ、蓮」
「なんですか、社さん」
「今日も……行くのか?」
「当たり前じゃないですか」
「いや、当たり前じゃないと思うぞ」
「……でも、俺が行かないと・・・」
「まあ、会社からの提案を勝手に蹴ったのはお前だけどな」
「……!そうですよ。その責任は果たさせていただきます!」
<2>に続く
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暇つぶしのために読んでやるぜ!という勇者さんのみ読んでくださいね。(;´▽`A``
ちなみに、こちらの1話は、【リク罠13】書き逃げdeコラボリク罠「逃げる彼女をつかまえろ!」というリク罠にもなっています。(リク罠リスト&逆引きドボン作品記録<1>に収納) この1話の続きを、魔人とは違う話の展開で書いてくださる獲物さんも募集中です。
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逃げる彼女をつかまえろ!第1話
「はぁ~~」
撮影現場に入ってからまだ1時間も経っていないというのに、憂鬱な色をその大きな瞳に滲ませながら、本日10回目のため息をつく、うら若き乙女、最上キョーコ18歳。
この1ヶ月間についたため息の数は数百どころか、数千回に上る。
「ため息の数だけ幸せが逃げるっていうなら、私はもう不幸のどん底ね」
その多さを自覚しながらも、ため息をつかずにはいられない、ここ1ヶ月間の出来事を思い返そうとして……やめた。
ため息が増えるどころか、仕事をこなすための気力まで奪われてしまいそうで。
「このままじゃ駄目よ、キョーコ!」
より深みへと、沈み込みそうになる気持ちを奮い立たせるため、自らに喝をいれる。ここ数日考え続けて出した答えを、実行するために。
「ラブミー部は卒業できなくても、敦賀さんからは……卒業すべきだわ!いくら先輩とはいえ、いつまでも頼りきってて良い訳ないもの!」
「まだまだ新人ではあるけれど、今年で3年目。高校だって来年には卒業だし。自立して、なんでも一人で解決していけるようにならないと!」
「でも、娘でもないのに、貴方から自立しますとか、卒業します!なんて宣言するのはおかしいわよね?それによ?今のあの敦賀さんに私がこう思ってることを気づかれてしまうのも危険じゃない?」←想像でガクブル中
「ううう!!想像しただけで悪寒が!!駄目だわ!!絶対に知られちゃ駄目!ここはひとつ、ごく自然に!!敦賀さんには絶対に気づかれないように!!いつのまにやら巣立ってました・・・的な感じで自立を成功させなくちゃ!」
「あの人から離れるには、避けるだけじゃ駄目。やっと把握できるようになってきたあの人の行動パターンからして、怖い思いをするだけよ」←思い出しでガクブル中
「自然に、ごく自然に離れるには、そう!私がもの凄~~く忙しくなればいいのよ!」
「本当に忙しくなれば、お話する暇も、お食事をつくる機会もなくなるに違いないんだから!」
ブツブツと頭の中で考えていることを呟いてしまうのはいつものこと。
でも、今日は珍しくも自覚してそれを行っていた。
自分自身にキッチリ言い聞かせるために。
「ため息をつくだけの日はもうおしまい。明日からは自立した大人の女性を目指すんだから!いいわね、キョーコ!!」
自らを鼓舞するかのように握りこぶしを頭上に突き上げ、自分へのいい聞かせを終了させた少女の瞳はすっかり輝きを取り戻していた。この1か月間の陰りが嘘の様に。
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
「なぁ、蓮」
「なんですか、社さん」
「今日も……行くのか?」
「当たり前じゃないですか」
「いや、当たり前じゃないと思うぞ」
「……でも、俺が行かないと・・・」
「まあ、会社からの提案を勝手に蹴ったのはお前だけどな」
「……!そうですよ。その責任は果たさせていただきます!」
<2>に続く
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