「不安な夜」<1><2><3><4><5><6><7><8><9><10><11><12><13>



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始まりはひとつ、終わりは幾通りも!!な
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「不安な夜14」

バターン!

「れ、蓮っ!!!お、お前何やってんだっ!!!」

(ん?社さん?まだ時間あるでしょ?邪魔しないで下さい。俺は気持ちよく寝てるんです。こんなの初めてなんですよ。これまでの人生の中で一番だと思えるほど気持ちがいいんです。だからお願いします。もう少しだけ・・・・)

社さんが俺を呼んでいる。

でも、まだ遠い。

きっとまだそんなに急いでいないんだ。

だから、もう少し。

ああ、気持ちいい。

心が安らぐ。

・・・・温かくて、柔らかくて・・・・ずっと触れていたい、この手に触れるすべすべなもの、口の中にもっと含んでいたいこの甘い・・・・


バタバタバタバタ!

「キョーコ無事?!!な、何コレ!!信じられない!ちょっと離しなさいよ、この痴漢!変態!!!」

「蓮、離せ!いい加減起きろ!!!」


(何?琴南さん?の声も聞こえる・・・・でも、起きたくない)

「蓮!」
「モー!!!この馬鹿男!!離せって言ってるでしょー!」

身体を押され、引っ張られるが、それでもこの手の中のものを離す気にはなれなかった。滑らかな表面に手をすべらせ、その存在のすべてを腕の中に囲い込んで、邪魔する手に備える。そして、返事をしなくていい様に、口の中にある甘いものに、より強く吸い付いた。


「・・・・馬鹿が・・・・」


その時、その場に、素晴らしくイイ音が鳴り響いた。

ヒュッという風切り音のあとに続いて。

それはもう見事な。


スコーーーン!!!


という音が。



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「蓮よ。まさか、お前が犯罪者になるなんてな・・・・」

「・・・・すみません」

「会議室に知らせが来た時にはビックリしたぞ」

「・・・・」

「どう見ても正常には見えない状態の敦賀蓮が、京子を無理矢理攫って、仮眠室に閉じこもった・・・なんてな・・・・」

「・・・・すみません」

「・・・・それで済んだらいいんだけどな。お前・・・・・・・・抱きつくだけで我慢できなかったのか?」


「お、俺・・・・覚えてないんです」

「「「「・・・・」」」」





続く。→「不安な夜15」



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