只今開催中の企画に魔人も自爆ドボンしちゃいました!

*単行本未収録(2013年9月時点)のネタバレを含みますので、コミック派の方でネタバレNGな方はバックプリーズです!


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そこには決して流すことの出来ない刻(トキ)がある。
ACT.203~204の間に何があったのか。
その答えはここに……

隙間ウメウメ妄想祭り!『ACT.203.5X 空白の刻』


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『ACT.203.5X 空白の刻 開幕-1-』

───目を逸らすな。君の人生には何ひとつ無駄になるものはないんだ。

社長さんにこう言われて、目が覚めた。
というか、鱗が落ちた。

「そうよ。私は一流の女優になるのだから、お母さんのことだって、馬鹿ショーのことだって!!これまでだけでなくこれからも、全部生かせてみせるわ!女将さんの教えも、料理長に仕込まれたことだって、無駄になんかしない!」

突然クリアになった世界の中で、私は自分では忘れたいと思っていた過去の出来事さえ、役者としては宝物の様な経験になるのだと知った。

今まで、過去の自分は何ももっていない、空っぽの存在だと思っていたのに。


───蓮への想いを、今更なかったことにできるのか?

いいえ、そんなことできるわけがない。

私の過去の刻は、只の偶然ではなく、今の刻に繋がっている。

敦賀さんに向かってずっとずっと歩き続けてきていたのだ。

それはもう運命としか言い様が無い程に。

この胸の中に渦巻く想いと共に、まっすぐに。


この道を歩むことなど、私には許されないことだとしても、もう引き返すことはできない。

引き返したくもない。

地獄に落ちる?

上等よ!落ちてあげようじゃないの!

いえ、すみません。

よ、喜んで(?)落ちさせていただきます!!


だから……

お願い。

許して……ください。


ああ、ありがとうございます……




社長さんに呼ばれ、必死に隠していた秘密を暴かれたあの夜。

夢を見た。


夢の中で、私の決意と懺悔とお願いを聞いてくださったのは、社長さんではなかった。

(社長さんの声も聞こえたけれど)

私の罪深い言葉を、慈愛に満ちた表情で最後まで聞いてくださったのは、ちょっと敦賀さんに似た美しい女神様で。

最後には、それはそれは美しい、祝福の笑顔まで見せていただけた。

ううん。

あれが本当の祝福でなくても構わない。

慈悲深い女神様が与えてくださった、地獄へ落ちること確実な私へのちょっとしたサービスだったとしても、私は勇気づけられたんだもの。


そう。

勇気100倍。

丸い顔の勇者並みよ、もう!!


だから。

敦賀さんからのこのメールにだって応えられる。

わよっ!!うん。


───試験お疲れ様。「BOX"R"」の撮影で忙しいみたいだね。あっちにはなかなか戻れそうにないって聞いたよ。だから、今からちょっと会えないかな?同じスタジオかもって聞いたんだけど、最上さん今どこにいる?


2につづく

ぎゃー!今知りました、次の本誌発売日早いのですね!( ̄□ ̄;)
え?明日完結しないと?嘘ぉおおおお!。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
えぐえぐ、がんばります。

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