私、こはる。
私は、彼の修一と同居している。
もう同居して二年が経つ。しかし、こんな幸せな同居生活なのにちっとも幸せではない。
何故なら、同じY中学校の先生と生徒なのだ。
私達は、学校で恋に落ちたのだ。彼の修一が一方的だけど。
私と彼以外だれも同居してるなんて知らない。っていうか言えない事だし。
まぁ学校から一時間はなれた場所だからクラスメートにばれる心配はないけど!
普通の中学生と違って、家事や掃除や洗濯をしなきゃいけないから学校帰りにゲーセンと言う感覚が無いのだ。私は、こんな生活はいや。
だけど・・・彼の為に夕ご飯を作っている。
「ただいまー」と彼が帰ってきた。
「しゅういちくんお帰り」と裸のエプロンでお迎えする日課になっている。
裸のエプロンいやらしいけど、彼の修一の願いだから聞かなくちゃいけないのが現実。
毎日こんな生活イヤと心の中で思い抱いている私なのです。
そんなある日・・・。毎日の裸のエプロンが嫌になった私は、思わず家を出て、M中学校へ向かった。
入学からやりたかったバスケ部に入学届けを出した。彼の修一には秘密。
だけどこれで、裸のエプロンから開放できるのと家事や掃除や洗濯がしなくっていいので嬉しかった。
彼との同居をやめるためM中学校を転向することを決めた。
私たちは、こうしてそれぞれ赤の他人として違う道を進んだ。